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大屋根リングが園芸博のシンボルツリーに生まれ変わる。鹿島、日本の伝統建築に着想得た木造制震システム
GREEN×EXPO 2027「KAJIMA TREE」
2026年3月19日 16:58
- 2026年3月19日 発表
鹿島建設は3月19日、開幕まであと1年に迫った「GREEN×EXPO 2027」の特設サイトを公開した。
同社は今回の園芸博において、大阪・関西万博「大屋根リング」の木材を再利用したシンボルタワー「KAJIMA TREE」の建設を担っており、特設サイトではその設計技術や最新情報を順次公開していく。
KAJIMA TREEの建設には、日本の伝統建築から着想を得た木造制震技術を採用。複数の木材を鋼製のダンパ(制震装置)を使って組み合わせ、風や地震に対してしなやかにエネルギーを吸収する仕組みにより、建物の安全性を高めるという。
適用を計画している制震システムのダンパは、2028年度に仙台市に完成予定の「東北支店ビル」にも採用される欄間制震システムを縦方向に応用した「柱間制震ダンパ」(柱と柱の間に設置)と、「境界梁制震ダンパ」(建物の4隅にある柱のコア間を連結する梁に設置)の2種類。
タワーなど塔状の建物は、風や地震による横からの力によって建物全体が曲がるような変形が大きくなるが、「KAJIMA TREE」ではこの特性に対し2つのダンパを配置することで振動エネルギーを吸収し、耐震性を高める。
主材料となる大屋根リングの木材は解体後、群馬県館林市内で保管・管理しており、鹿島建設が園芸博のランドマーク「KAJIMA TREE」として生まれ変わらせる。
1990年の大阪花博以来、約37年ぶりの開催となる「GREEN×EXPO 2027」のテーマは、「幸せを創る明日の風景」。会期は2027年3月19日~9月26日で、会場は神奈川県横浜市の旧上瀬谷通信施設・南側の約100ヘクタールが活用される。
©Expo 2027
























