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横浜の夜景を360°見渡せる「OMO5横浜馬車道 by 星野リゾート」見てきた。過ごし方を提案する「夜景じかん自販機」ってなに?

2026年1月15日 開業
「OMO5横浜馬車道 by 星野リゾート」に行ってきました

 横浜の絶景を360°一望できる星野リゾートのアパートメントホテル「OMO5横浜馬車道 by 星野リゾート」(神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2)が、1月15日に開業しました。

 みなとみらい線 馬車道駅に直結しており、高層複合ビル「横浜北仲ノット」の46~51階がOMO5横浜馬車道のホテルエリアとなっています。その高さは、なんと154m。46階は、宿泊者以外も立ち入ることのできる回廊式のパブリックスペースとなっていて、横浜の景色をぐるりと一望することができ、コンセプトは「360°天空のボヤージュ」だそうです。

 ちょうど横浜が夕景から夜景に変わる時間帯に、実際に施設内を見て回れるプレビューイベントに参加してきたので、その模様をレポートします。

横浜の景色を360°楽しめる回廊式のパブリックスペース「OMOベース」。横浜の港町らしく「天空の船旅」をイメージした装飾があしらわれている

 そもそも「星野リゾートのホテル『OMO(おも)』って何?」と思う方向けに簡単に説明すると、OMOのコンセプトは「テンションあがる『街ナカ』ホテル」で、ホテルを寝るためだけの場所ととらえず、その土地柄に合わせたさまざまな楽しみを与えてくれる場所となっています。

 スタッフが周辺の街歩きスポットを提案してくれたり、その都市滞在にぴったりな客室が用意されていたり、客室スペースのようにくつろげてご近所マップなど旅に役立つ情報も手に入るOMOベースがあったり、「ローカリズムナイト」という特別な食事やドリンクを提供する、その街の夜をさらに満喫できるスペースが設置されていたりします。

 また、OMOの後ろに続く数字は、ホテルのタイプを表わしていて、1はカプセルホテル、3はベーシックホテル、5はブティックホテル、7はフルサービスホテルとなっています。今回の施設は「OMO5」なので、ローカルガイドアクティビティやご近所マップ、OMOベースを備えつつ、カフェやカフェスタイルの朝食を楽しむことのできるブティックホテルという位置付けです。

OMO5横浜馬車道では夜景だけではなく、宿泊者が無料で楽しめるアクティビティも多数用意されている(画像はビリヤード)
朝食は、46階フロアに位置するレストラン「THE YOKOHAMA BAY」から提供され、和食と洋食から選ぶことができる(写真は洋食)

 まずは、46階の受付かつパブリックスペースでもあるOMOベースからひと回りすることに。エレベーターを降りてフロアに出ると、すぐ目の前には絶景が。冬の澄んだ空気のおかげか、きらめくような横浜の夜景以外にも、富士山をくっきりと見ることができました。

夜景だけではなく、気象条件が合えば富士山もくっきり!

 フロントは、船をイメージさせるようなデザインになっており、フロント付近にはお土産やホテル滞在をより楽しむためのグッズを取り揃えたショップやご近所マップが設置されていました。

 OMO5横浜馬車道は中~長期滞在も視野に入れたアパートメントホテルなので、キッチンを備えるだけでなく、食事をテイクアウトできるお店やスーパーなどもお勧めスポットに挙げられていました。

スタッフが現地調査をすることで、ご近所マップのスポットをつど更新していくそう

 また、OMO5横浜馬車道のユニークな試みとして、「夜景じかん自販機」があります。フロントでチェックイン時にコインをもらい、それを夜景じかん自販機に入れることで、今夜のお勧めの過ごし方を提案してくれるそうです。

 夜景じかん自販機の内容はさまざまで、今の気分に合わせて「SWEET」「PLAY」「MUSCLE」「RELAX」「OSEKKAI」から選ぶことができます。例えば、「RELAX」を選ぶと、自販機から小箱が出てきて、なかには心安らぐハーブティーが入っており、フロントに声をかけるとランタンも借りられるそうです。ハーブティーを淹れて、部屋の電気を消しランタンの明かりだけを灯して、夜景をじっくり楽しむ……なんていう楽しみ方もできるとか。

夜景じかん自販機
「RELAX」を選ぶとハーブティーがもらえるほか、ランタンを借りることもできる。

 回廊式になっている展望エリアには、さまざまな仕掛けがたくさん。光るOMOロゴがガラスにも映り込むフォトスポットがあったり、アナログなサッカーゲームや卓球台、ビリヤード、シャッフルボード(19世紀の豪華客船の甲板で流行した「陸上のカーリング」と呼ばれるゲーム)などを、宿泊者なら無料で遊ぶことができます。

 そのほかにも、壁面の大きなスクリーンで洋画を放映しているシアタールームや、さまざまな器具を取り揃えたジムも。長期滞在なら毎日日替わりでさまざまなアクティビティを楽しむことができそうです。

「OMO」のライトがガラスに反射して文字が浮かび上がる仕組み
横浜の夜景を背景にさまざまなアクティビティを楽しむことができる。これは卓球台
カーリングのようにプレイするシャッフルボード
シアタールームでは、大きなソファでくつろぎながら洋画を鑑賞することができる

 そして、OMOならではのコンテンツとして、夕食後の就寝までの時間を、その街ならではの文化や魅力に触れながらドリンクや軽食を楽しむことができる「ローカリズムナイト」があります。

 OMO5横浜馬車道のローカリズムナイトのコンセプトは、「天空のナイトパーティー」。オリジナルブレンドのカクテル(ノンアルコールもあり)を片手に、眼下に広がる夜景を思う存分楽しむことができます。

 ローカリズムナイトの開催時間は20時~22時。開催時は、数回の「ラッキードロータイム」が行なわれ、参加者がカードを引き、スタッフが船の舵に見立てた抽選のガラガラを回して、見事当たれば素敵なプレゼントがもらえるというもの。写真ではクラブやバーのように見えて敷居が高く感じるかもしれませんが、実際にはスタッフも明るく気軽に入れる雰囲気で、カウンターで軽くドリンクを頼んで、夜景を見ながらおしゃべりを楽しんだりできそうだと感じました。

さまざまな組み合わせのカクテルからドリンクを選ぶことができる。ノンアルコールもあり
ラッキードロータイムでは、参加者がカードを引き、スタッフが舵に見立てたガラガラを回して抽選タイムが始まる

船のキャビンをモチーフにしたデラックスツインなど客室を紹介

 46階のOMOベースで夜景とアクティビティを楽しんだあとは、いよいよ客室へ。今回見学したのは、船のキャビンをモチーフにした1~3名用のデラックスツインルームと、憧れの高層マンションの雰囲気と夜景を楽しめる1~6名用のOMOハウスコーナースイート。

 まず、デラックスツインルームは、扉を開けるとキッチンがあり、さらにその奥にはシングルサイズの2台のベッドと、ベッドにもなる大きめのソファが置いてあります。ところどころに船のモチーフがあり、クッションが帆を模した三角形になっていたり、ソファには革のバンドを使ったヘッドボードが使われていて、クラシックな船旅のようで雰囲気たっぷり。

 キッチンには、食器や調理道具が揃えられており、IHタイプのコンロが2口用意されています。洗濯乾燥機も全室に備えているので、長期滞在にも安心だと感じました。デラックスツインルームは、1~3名利用で1泊1室3万円から(税込、食事なし)。

デラックスツインルームのリビング
単なるソファベッドではなく船旅を思わせる装飾が粋
キッチンスペース。IH用の2口コンロが付いている
引き出しのなかには鍋など大きめの調理器具も用意されていた
電子レンジと、冷凍庫も備えた一人暮らし用サイズの冷蔵庫
全室に洗濯乾燥機を完備。短期滞在でもジムの使用後などに洗濯を済ませて帰りたいという需要も高いとか
洗面所やバスルームはホテルというよりマンションの家庭用のような雰囲気

 続いてOMOハウスコーナースイートに。リビングに入った瞬間、眼下いっぱいに広がる美しい夜景と素敵な部屋のたたずまいに思わず感嘆の声が出てしまいました。角部屋なので、前面にも側面にも大きな窓があり、室内からでもほぼ180°パノラマの横浜の景色を楽しむことができます。

 リビングは、広々としたダイニングキッチンになっており、6人掛けのダイニングテーブルと2つの大きなラウンドソファがあって、ホテルというより高層マンションの一室にお邪魔しているような雰囲気。キッチンも広々として、IH用の2口コンロを設置しているほか、調理スペースやシンクまわりも十分なスペースが取られています。調理器具や食器、大型の冷凍庫付きの冷蔵庫もあるので、仲間内でのパーティや長期滞在中の料理も存分に楽しめそうです。

 寝室はシングルベッド2台のツインルーム2室、キングベッド1台の広めのダブルルーム1室に分かれており、小さめのシャワールームとバスタブ付きのバスルームがあります。最大6人で泊まっても、リビングでワイワイ集まって楽しんだあと、それぞれのプライベート空間が守られるところもいいなと感じました。OMOハウスコーナースイートは、1泊1室13万5000円から(税込、食事なし)。

OMOハウスコーナースイートのリビングダイニング。室内からもパノラマの絶景が望める
バルコニーからは宝石箱をひっくり返したような横浜の夜景を一望できる。高層なので強風には注意
キングベッドが設置されたダブルルーム
シングルベッドが2台設置されたツインルーム。同じレイアウトの部屋がもう1室ある
洗面所と広めのバスルーム。このほかにもシャワールームを用意している

 OMO5横浜馬車道 総支配人の丹澤徹氏は、「横浜は観光客こそ多いものの、東京から近いこともあり、宿泊して滞在する人は意外と少なく、日帰り客は86%にもおよびます。OMO5横浜馬車道は、『360°天空のボヤージュ』をコンセプトとしており、夜景ももちろん美しいのですが、朝や昼、そして季節によって変わる横浜の表情は本当に魅力的です。OMO5横浜馬車道では、宿泊したからこそ横浜を味わえるコンテンツをたくさん用意しておりますので、多くの方にさらなる横浜の魅力を感じていただき、横浜の観光市場をさらに盛り上げていきたいです」と語っていました。

OMO5横浜馬車道 総支配人 丹澤徹氏

 筆者自身、これまで観光地での宿泊は「あくまで寝るのがメイン」と考えていましたが、OMO5横浜馬車道を実際に見て回ってみて、「ホテルで過ごす時間も、その観光地を存分に楽しむことができるんだ」と感じることができました。遠方からの観光客の方はもちろん、関東近郊に住んでいる人でも、親しい人たちと集まって新たな横浜の魅力を発見し、特別な時間を過ごすのも素敵な楽しみ方かもしれません。