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南町田がスヌーピーだらけに! ピーナッツ75周年の企画展が明日開幕、連載初期の貴重な原画や連動グッズなど100点以上の新商品も

2025年9月6日~2026年3月1日 開催
スヌーピーミュージアムで企画展「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」が始まる

 南町田グランベリーパークの「スヌーピーミュージアム」(東京都町田市鶴間3-1-4)は、ピーナッツ誕生75周年を記念した企画展「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」を9月6日に開始する。

 いわずと知れたチャールズ・シュルツによるコミック「ピーナッツ」は1950年10月2日にアメリカで新聞連載を開始、2日後の10月4日にスヌーピーが初登場を果たした。以後、氏は亡くなる直前の1999年12月まで約1万8000日分の作品を描き続け、そのキャラクターたちは世界中で愛される存在になっている。

 スヌーピーミュージアムは南町田で2019年に開業する以前は六本木で2年半ほど運営していたが、意外なことに、この全期間を通じても企画展の主役がスヌーピーになるのは今回で二度目という。75周年の節目で再びスヌーピーに焦点を当てるとともに、スヌーピーミュージアム クリエイティブ・ディレクターの草刈大介氏が「スヌーピーだらけにした」と表現するように、館内のみならず周辺も巻き込んで、いたるところでスヌーピーやチャーリー・ブラウンらピーナッツ・ギャングのアート、オブジェを散りばめている。

スヌーピーミュージアム(東京都町田市鶴間3-1-4)
ミュージアムの入口横には新しいトリックアートを新設。ピーナッツ・ギャングに囲まれているような写真が撮れる
ミュージアムの窓と隣接するピーナッツ カフェの窓が「スヌーピー・ウィンドウ」に

 企画展は2階の展示室で見ることができる。75周年にちなんで75点の原画や新聞切り抜きからスヌーピーのさまざまな魅力に気付く仕掛けを施しており、連載中盤以降の現在おなじみの姿はもちろん、最初期の四足歩行の姿や、今より細身でシュッとした二足歩行登場時のスヌーピーなど、絵柄の変遷にも触れられる。次第に感情表現が豊かになり、考えていることが吹き出しで読者に伝わるようになると、時としてヒト以上に人間くささがあふれ、そんな様子が世界的な人気につながっているのかもと考えさせられる。

スヌーピーミュージアム クリエイティブ・ディレクターの草刈大介氏と、カリフォルニア州サンタローザから来日したシュルツ美術館&リサーチセンター トラベリングエキシビションレジストラーのアシュリー・レクライト氏
2階展示室で行なう企画展「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」
シュルツ氏による貴重な原画や、コレクターから貸し出しを受けたという古い新聞の切り抜きなどをテーマに沿って展示。連載初期からの絵柄の変遷やスヌーピー自身の変化がよく分かる
1階エントランスからチケット売り場を見たところ。スヌーピーだらけの「スヌーピー・ロビー」
3階エレベーターホームの向かいは「スヌーピー・ふかふかレリーフ」
1階ミュージアムショップの奥に約500体のぬいぐるみを敷き詰めた「スヌーピー・ぬいぐるみウォール」
グランベリーパークに隣接する「鶴間公園」に新しいスタチューが2体登場している

 1階ミュージアムショップ「BROWN'S STORE(ブラウンズストア)」には100点以上の新商品が9月6日から順次登場予定で、ザ・スヌーピー展に連動した「フラットぬいぐるみマスコット」(各2640円)や「刺繍ミニポーチ」(各2970円)、「ミニタイル」(各880円)などのほか、今シーズン第2弾のニューエラコラボも実施(4950円~)。第1弾ですぐに売り切れてしまったというキャップは連載初期の四足歩行姿のワンポイントなどを取り入れており、今回も人気を集めそうだ。

PEANUTS75周年 フラットぬいぐるみマスコット(各2640円)
PEANUTS75周年 刺繍ミニポーチ(各2970円)
PEANUTS75周年 ミニタイル(各880円)
サイコロキャラメル(1944円)
LAMY safari 万年筆(8800円)
ニューエラ コラボ商品(4950円~)
クリップとストラップ
ピンバッジ
タオルハンカチ
スクエアなラグマット

 体験型イベントに参加できるワークショップは、9月8日から新たに「スヌーピーのマスコットタグ」がスタート。3種類のスヌーピーと6色のリング、アイロンで接着するワッペンを自由に組み合わせて自分だけのタグを完成させるもので、カバンにぶら下げたり、部屋の扉にかけたりなどアイディアしだいで用途が広がる。

 価格はマスコットタグが2750円、キャラワッペンが1つ330円、アルファベットワッペンが1つ220円で、タグに収まる範囲で自由にデザインできる。体験時間は最大30分で、予約は不要(空席状況で案内)。

ワークショップ「スヌーピーのマスコットタグ」

開催期間:
2025年9月8日~10日
2025年9月16日~19日
2025年9月24日~25日
2025年9月29日~30日
開催時間: 10時~17時30分
※10月以降の日付はWebサイトで公開

ふわふわ、もこもこ、さらさらの3種のタグと6色のリングを自由に組み合わせて作る「スヌーピーのマスコットタグ」
選んだタグにキャラワッペンとアルファベットワッペンを選んで配置する
今回はシンプルにチャーリー・ブラウン、ウッドストック、ドッグハウスのキャラワッペンだけに
受付に戻るとアイロンでワッペンを接着してくれる。ちょっとかわいそう……
完成したマスコットタグはフォトスポットで撮影できる
持ち帰り用のバッグはドッグハウス仕様
カプセルトイ自販機を回して出てきたランダムなデザインに、アルファベットシールを貼ってオリジナル缶バッジを制作できる「スヌーピー缶バッジ」(1回500円)は、ホログラム加工の新デザイン4種を追加(計10種に)

 隣接するピーナッツ カフェでは、企画展の連動メニューを提供する。

 スヌーピーの焼印を押したバンズでフライドチキンを挟んだバーガー、フライドポテトとオニオンリング、サラダを詰め合わせた「ザ・スヌーピーバーガーバスケット」(2420円)や、企画展のメインアートをパウダーで表現した「ザ・スヌーピーパンケーキ」(1518円)、定番ドリンクの焼きマシュマロラテは、最中生地の食べられるスヌーピーだらけのイラストが乗った期間限定バージョンになっている(946円)。

「ザ・スヌーピーパンケーキ」(1518円)と「スヌーピーの焼きマシュマロラテ」(946円)
チョコソースがけの甘い焼きマシュマロを、ほろ苦いラテとよく混ぜて飲むとバランスよし
パンケージはふわふわ生地。食べ進めると中央部分にアップルフィリングが現われる