ニュース
お台場のトヨタアリーナ東京、全貌公開。1万人収容、JALコラボ個室、年間シート購入者向けラウンジも
2025年8月28日 17:01
- 2025年8月28日 公開
- 2025年10月3日 開業
トヨタアルバルク東京は、お台場エリアの新しい多目的アリーナとして「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」(東京都江東区青海1-3-1)を10月3日に開業する。
2021年まで営業していたクルマのテーマパーク「MEGA WEB(メガウェブ)」跡地に誕生するもので、Bリーグ所属のバスケットボールチーム「アルバルク東京」の新しいホームアリーナになるほか、同じくBリーグ「サンロッカーズ渋谷」のホームゲーム(2026年以降)、プロダンスリーグ「Dリーグ」のホームアリーナ、コンサート、MICE、そのほかスポーツイベントなどでの利用を予定している。問い合わせも多く、すでに年内の稼働率は100%になっているとのこと。
敷地面積は2万6466m2、収容人数はバスケットボール試合時1万人、音楽コンサートなどでステージを組む場合は見切れが発生するため8000人。こけら落としは10月3日・5日のアルバルク東京の開幕戦、11日~12日にはOfficial髭男dismのコンサートを予定している。
1万人収容できるオーバル形の多目的アリーナ
1万席すべてにクッション入りのPVCレザー張りシートを採用しており、全席にカップホルダーを備える。アルバルク東京興業時はアリーナ面にコートサイド席を展開するが、それ以外の1~2階可動席、3階下層席、4階上層席は自動跳ね上げ式の座面を採用。折りたたみ式カップホルダーを前席の背面に設置していることもあり、通路の通りやすさを重視した作りになっている。実際に座ってみると、背もたれにもクッションが入っていることもあってほどよいサポート感があり、コンサートなどで立ち上がったときは座面がゆっくり跳ね上がるため、大きな音が鳴ることもない。
アリーナを演出する映像面は、コート中央上部に演出の中心的な役割を担う「センターハングビジョン」を設置。11.5×6.0×7.6m(幅×奥行き×高さ)の中央が試合映像などを映すメインビジョン、スポンサーなどのロゴを映す上部リング、試合のスコアなどを映す下部リング外側/内側という作りだが、すべてをつなげた映像の投影も行なえるという。
さらに、アリーナ外周には楕円形の場内をぐるりと1周する帯状の「リボンビジョン」を2本備えており、合わせた延長は約476m。そのうち上層リボンビジョンは高さ2mあるため、自動車を実寸で表示して走らせる、といった演出も可能。
照明は競技者目線でまぶしさ対策を徹底したというパナソニック製4K/8K放送対応の112台、音響は独d&b audiotechnik製で、大型サブウーファー、11連ラインアレイスピーカー×8セット、ディレイスピーカー28台、コート面スピーカー8台という構成。
JAL、Visaとの提携で生まれた個室や年間シート購入者向けのラウンジも
トヨタアリーナ東京では新たな試みとして、JAL・Visaとの提携で生まれた個室も設定している。3階スイートエリアの16の個室は基本的に同一コンセプトで仕上げたものだが、2階の個室「JAPAN AIRLINES TERRACE SUITE」は、東京という立地にインスピレーションを得た6室異なるデザインを採用している。一般的に最上階に設置しがちなVIPルームとは異なり、コートまでわずか18mという距離感のオープンテラス席を併設する個室で、もちろん飲食も可能。
それぞれ「ALVALK」「BOTANICAL」「NEO」「OEDO」「NIGHT」「BAY」のコンセプトを持ち、内装から家具までほぼ共通点がないというのはユニークな試みだ。























































































