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本日開業、三井アウトレットパーク 木更津 第4期増床。30店舗増で日本一になった施設を見てきた!
2025年6月23日 06:00
- 2025年6月23日 開業
三井不動産は、「三井アウトレットパーク 木更津」(千葉県木更津市金田東3-1-1)の第4期増床エリアを、6月23日にグランドオープンする。
第4期増床エリアは「PARK RESORT」をコンセプトにしていて、公園のように人が集まり憩う心地のよい空間を目指している。全体の南西部分にあたり、駐車場は「P2」「P3」「P4」が近い。国内のアウトレットとして初出店する3店舗を含む30店舗が出店し、今回の拡張によって、全体の店舗数は330店となり、この数は日本一の大規模リゾートアウトレットとなる。
オープン日の6月23日には、9時から「P2」と「P3」駐車場の間にある「ウエスト3(西3)ゲート」前でオープニングセレモニーを開催する。その後、9時30分からこの西3ゲートから優先して入場でき、ほかの第4期増床エリアにつながるゲートについては西3ゲートの入場待機列が入場完了後に解放されるとのことだ。
第4期エリア以外の既存エリアは、通常どおり9時30分より入場可能。ショップの営業は10時からになる。また、「P3」駐車場は開場から一部時間帯で利用できないので注意してほしい。
北西角にはイベントも開催可能な約700m2の大屋根広場「ルーフテラス」があり、内覧会ではキッチンカーも出店していた。人工芝を敷かれ、くつろげるようにファニチャーも置かれている。雨が降っても広いレストスペースとして利用できる。ここに面して飲食店の「SHAKE SHACK」と「スターバックス コーヒー」がある。
トイレや自動販売機、ロッカーに、主に知的障害のある作家によるアートを使った作品を手がけている「ヘラルボニー」契約作家のデザインが施され、共用部に彩りを添えている。なお、ヘラルボニーのプロダクトは、6月にフランスのカンヌにて開催された世界的なクリエイティビティの祭典「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」にて、「Glass: The Lion for Change」のゴールドを受賞し、高い評価を受けている。
第4期増床エリア出店は、国内アウトレット初出店3店舗を含む以下30店舗(順不動)。
三井アウトレットパーク 木更津 第4期出店
NIKE FACTORY STORE KISARAZU
instant skateboards(国内アウトレット初)
SOPH.(国内アウトレット初)
THE NORTH FACE
HELLY HANSEN
Goldwin
ドルチェ&ガッバーナ
PXG(国内アウトレット初)
lululemon
Ron Herman
SALOMON
snow peak
Barbour
フェラガモ
HERNO
HOKA
ボスアウトレット
MAISON KITSUNE
Calvin Klein
KEEN
CONVERSE
Gente di Mare
AMIRI
Theory
TOMMY HILFIGER
HUNTER
ReFa
SHAKE SHACK
スターバックス コーヒー ウエストゾーン店
リンツ ショコラ ブティック&カフェ 三井アウトレットパーク 木更津店
増床エリアの店舗を写真で紹介
内覧会中に撮影できたショップをピックアップして紹介しよう。
大屋根広場「ルーフテラス」奥には、本格的な「スケートボードパーク」がある。アウトレットにスケートボードパークが常設されるのは日本初。用具レンタルもあり、時間単位で利用することも可能で、スクールも開催。主にキッズの利用を想定しているとのことだ。今回の第4期増床エリアに出店している「instant skateboards」が運営している。
スケートボードパークビルダー「MBM PARK BUILDERS」製作の約400m2のパークは、走りやすいフラットスペースから、クォーターパイプ、レッジといったテクニカルなセクションも用意している。日本最大級のキッズ・スケートボードコンテスト「FLAKE CUP」の規格に適合したランプも常設。内覧会ではパーク竣工式のテープカットとデモンストレーションの演技が行なわれた。
また、「三井アウトレットパーク 木更津」では、施設内での自動配送ロボットによる実証実験を開始する。「三井アウトレットパーク」出店ブランドから、 約140のショップが参加する公式オンラインショッピングサイト「三井アウトレットパーク オンライン」を2025年3月17日からオープンしているのだが、この配送用の梱包資材を保管場所から各店舗に運ぶ作業を、アメリカで自動配送ロボットを展開するAvrideの自動配送ロボットを使用する。
内覧会では説明会も開催され、三井不動産 常務執行役員 商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部長の若林瑞穂氏が、「三井アウトレットパーク 木更津」が2012年の第1期開業以来二度の増床を経て、6月23日に第4期増床エリアの開業をすること、バラエティ豊かな人気の30店舗を出店し施設全体で330店舗へ、これが店舗数日本一であることを報告した。
続いて、三井不動産 執行役員 商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部 副本部長兼リージョナル事業部長の肥田雅和氏が、三井不動産の商業施設・スポーツ・エンターテインメント事業と三井アウトレットパーク 木更津の第4期増床エリアについて解説した。
三井アウトレットパーク 木更津は、千葉県内はもとより、東京湾対岸の東京や横浜を含む首都圏全域からのアクセスがよく、商圏人口は約2400万人というポテンシャルを持っているという。また、羽田空港からのアクセスも良好だ。
「昨年の売上高は700億円に迫る規模まで成長しており、第4期の増床後はさらにジャンプアップさせて850億円を見込んでいる。今後は1000億円を目指していきたい。今後の商業施設運営において重要なキーワードはオムニチャンネル戦略。三井不動産ではリアルとデジタルをシームレスにつなげる仕組み作りを進めている」として、三井不動産が手掛けるリアル施設と連動したECモールである「三井ショッピングパーク &mall」と、2025年3月にオープンしたアウトレットモールと連動したECモール「三井アウトレットパーク オンライン」を紹介した。
さらに、三井不動産商業マネジメント 三井アウトレットパーク 木更津 オペレーションセンター 所長の藤井裕氏から、これから開催する既存エリアを含めたオープニングキャンペーンについて説明した。「スケールアップオープンセール」を6月23日~7月6日の期間限定で開催する。約170店舗が参加する、最大70%オフの大規模なセールとなっているとのこと。また、この期間、三井ショッピングパークカードセゾン会員限定となるポイントアップデーも木更津で同時開催する。さらに、7月5日と6日の2日間は、新しく新設されたルーフテラスにて「激辛&かき氷FES」を行なう。
アクセスについて少し補足しておこう。駐車場は無料だ。第4期増床エリアに近い駐車場は「P2」「P3」「P4」と前述したが、「P7」駐車場のみが3階建ての立体駐車場となっている。増床エリアからは少し離れているが、夏の日差しを避けたいのであればこちらもお勧めだ。
また混雑日に使われる広い「P10」「P11」駐車場は、やや離れていて徒歩で5分程度かかるが、周辺が渋滞しているときにはスムーズに入出場できる。また、土日祝日の帰りにアクアライン上り線(木更津→川崎方面)を利用する場合、20時を過ぎれば普通車は400円と格安で通行することができる。13時~19時の時間帯だと1600円なので、少し休憩してから帰路につくのがお得だろう。高速直行バスも、首都圏主要駅や羽田空港、成田空港から便がある。