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NEXCO西日本、平成28年熊本地震による高速道路の被害情報を速報

路面の損傷、盛土の崩落、橋梁のジョイントの開きや、陥没部にトラック落下など

 NEXCO西日本(西日本高速道路)は、平成28年熊本地震による、同社九州支社館内の高速道路の通行止め、災害状況などについて4月15日午前5時30分に発表した。熊本を中心としたエリアで通行止めとなっており、復旧見込みは発表されていない。

 4月14日21時28分から通行止めとなっている区間は以下のとおり

●九州自動車道 南関IC(インターチェンジ)~えびのIC(上下線)
●南九州西回り自動車道(八代日奈久道路) 八代JCT(ジャンクション)~日奈久IC(上下線)
●九州中央自動車道 嘉島JCT~益城本線料金所(上下線)

 道路の被害状況については、九州道(九州自動車道)の益城熊本空港IC~御船IC間で「土工部路面陥没、段差、ひび割れ、隆起 多数」「橋梁部ジョイントの段差 4橋 最大段差50cm、開き50cm」「土工部盛土法面の崩落 1カ所 長さ30m」とし、御船IC~松橋IC間は「土工部路面陥没、段差、ひび割れ、隆起 多数」と発表している。

 さらに九州道下り線、益城熊本空港IC~嘉島JCT間では道路陥没部に、トラックが落ち込む被害も発生しているという。

 九州道のほかは詳細な情報は発表されていないが、九州道の益城熊本空港IC~松橋IC(上下線)を除く区間は緊急車両の通行が可能と発表されていることから、完全に走行不能な損傷とはなっていないと思われる。

 なお、NEXCO西日本では、今朝の夜明けから側道まわりなどから点検を行なっている。状況は判明次第随時発表していくとのことだ。

(編集部:正田拓也)