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高知南国道路 なんこく南IC~高知龍馬空港IC間が4月23日に開通

高知新港と高知龍馬空港が結ばれ、渋滞緩和と経済の活性化に期待

2016年4月23日開通

総延長36kmの高知東部自動車道の一部を構成する高知南国道路。そのうちのなんこく南IC(インターチェンジ)~高知龍馬空港IC間(4.1km)が4月23日に開通する
今回の開通で、高知市内の高知県庁から空港への車での移動時間が、約36分から約27分まで短縮されるという

 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所は、高知東部自動車道 高知南国道路 なんこく南IC(インターチェンジ)~高知龍馬空港IC間(4.1km)を4月23日に開通することを発表した。

 高知南国道路は大型外航クルーズ船の寄港が増えている高知新港や、高知の空の玄関である高知龍馬空港と高知市内とのアクセスを改善し、さらに高知東部への観光客流入も期待される、進行中の事業だ。

 今回の開通で高知新港(高知南IC)と高知龍馬空港(高知龍馬IC)が結ばれることになり、慢性的な渋滞に悩まされている周辺一般道の混雑が緩和され、高知市内から空港までの移動時間の短縮・定時制の確保にもつながるとしている。さらに将来予想される大地震や津波による被災時には救援・復旧ルートとして、地域住民の避難施設として機能することも見据えている。

大地震が発生した際には広域的な救援・復旧活動の主ルート、地域の医療センターへの移動ルートとして機能することも見据えている。さらに津波からの避難施設も整備中だ
将来的には海の玄関である高知新港と空の玄関である高知龍馬空港が、高知市内と高速道路で結ばれる。物流が効率化、活性化することを視野に入れた産業団地・工業団地の計画も多数進行している

(編集部:稲葉隆司)