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ソニー銀行、11通貨対応のVisaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET」を「CES 2016」に出展

指紋認証対応の残高チェックアプリも4月に提供開始

2016年1月6日~9日(現地時間) 開催

「Sony Bank WALLET」

 ソニー銀行は、米国ネバダ州ラスベガスで開催中の国際家電見本市「CES 2016」のソニーブース内で、1月4日にサービスを開始したVisaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET」を展示。同時に4月上旬の提供開始を予定している、Android対応の残高照会アプリも紹介した。

 Sony Bank WALLETは、ソニー銀行が提供している外貨普通預金のうちの10通貨と円の計11通貨に対応するVisaデビット機能付きのキャッシュカード。カードのデザインは世界の紙幣で使われている色から作られたスタンダードデザインと、ポストペットデザインの2種類。年会費や発行手数料は無料。ソニー銀行のキャッシュカードを持っている人も手数料無料で切り替えられる。

 対応通貨は「円」「米ドル」「ユーロ」「英ポンド」「オーストラリアドル」「ニュージーランドドル」「カナダドル」「スイスフラン」「香港ドル」「南アフリカランド」、「スウェーデンクローナ」。3通貨以上の口座から引き出せるデビットカートは日本初となる。

 Visaデビットなので国内外のVisa加盟店で支払いに利用でき、代金は当該通貨の預金口座から自動的に引き出される。当該外貨の残高が不足していた場合は、円口座の残高を自動的にソニー銀行の為替レートで外貨に替えて支払う「円からアシスト」機能も提供する。買い物時に当該通貨口座から支払う場合の手数料は無料。ATMでの現金引き出しもできる。

Sony Bank WALLETのスタンダードデザイン
Sony Bank WALLETのポストペットデザイン
円を含む11通貨に対応するなどSony Bank WALLETの特徴

 加えて、CES 2016では、4月上旬からの提供開始を予定しているAndroid対応の残高照会アプリの紹介も行なっていた。これはSony Bank WALLETの取引履歴や各口座の残高照会を行なえるもの。

 今回の展示は実際に動作したものではなかったが、特徴はログインを指紋認証で行なえる点となる。これはAndroid 6で標準サポートとなった指紋認証機能を使っている。Android 6より以前のバージョンや、指紋認証非対応デバイスを使っている場合は、パターン認証などほかの方法でログインすることになるという。

4月上旬に提供を開始する予定のSony Bank WALLETの残高照会アプリ
Android 6で標準サポートされる機能を使った指紋認証に対応
円口座、外貨口座の残高を照会可能。円からアシストを使った場合を含んだ、照会時点の為替レートに基づく利用可能額も表示できる
各口座の取引履歴の表示
利用時点の為替レートによる計算が可能な電卓も装備

(編集部:多和田新也)