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国交省とNEXCO西日本、3月開通の東九州道 豊前IC~宇佐IC間、佐伯IC~蒲江IC間のストック効果を発表
高千穂峡では県外からの観光客割合が7割に増加
(2015/11/11 18:59)
- 2015年11月10日 発表
国土交通省 九州地方整備局とNEXCO西日本(西日本高速道路)は11月10日、東九州自動車道 豊前IC(インターチェンジ)~宇佐IC間、佐伯IC~蒲江IC間の開通におけるストック効果を発表した。豊前IC~宇佐IC間は3月1日、佐伯IC~蒲江間は3月21日に開通した区間で、開通後6カ月を経過したことによる観光面の変化について発表している。
開通による効果は、宮崎県高千穂峡で県外からの観光客の割合が7割に上昇するなど観光客数が増加。東九州自動車道沿線にある道の駅では、開通を機に取り組みを行なったこともあ、売上が約1.1倍に増加したことなどが挙げられている。移動時間が短縮されたことにより、観光施設への滞在時間は約30分増え、観光施設に3カ所以上立ち寄る車両も3割以上増えた。
東九州自動車道の開通に合わせ、ツアー数も1.6倍、定員数は約2倍となった。さらに東九州地域のイベント数が約1.1倍となり、イベントによる観光客数が約1.1倍、入れ込み客数は25万人増えている。
マリンスポーツイベントも活性化。九州初のサーフィン大会やライフセービング国際大会が開かれ、サーフィン体験利用者が1.2倍、アウトドア体験ツアーの県外からの観光客も約2.5倍へ増加した結果を挙げている。
そのほかには、外国人観光客の増加データやお盆期間中の交通状況も発表している。