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国交省、有明海沿岸道路 徳益IC~柳川西IC間を9月16日に開通、三池港IC~大川東IC間全通へ

福岡の有明圏南部と佐賀空港とのアクセス時間短縮

2017年7月11日 発表

2017年9月16日 開通

国交省が有明海沿岸道路の徳益IC~柳川西IC間を9月16日開通

 国土交通省 九州地方整備局は7月11日、有明海沿岸道路の徳益IC(インターチェンジ)~柳川西IC間の延長約4.5kmを、9月16日に開通することを発表した。これにより、有明海沿岸道路の三池港IC~大川東IC間の自動車専用道路部がつながることになる。

 有明海沿岸道路は、福岡県大牟田市と佐賀県鹿島市をつなぐ約55kmの地域高規格道路で、並行する国道208号の渋滞緩和などを目的として整備が進められている。この福岡県区間となる三池港IC~大野島IC間のうち、三池港IC~徳益IC、柳川西IC~大川東ICの自動車専用道路部が開通済み。今回の徳益IC~柳川西ICの開通により、三池港IC~大川東ICがつながり、福岡県内の有明海沿岸4市(大牟田市、みやま市、柳川市、大川市)が接続することになる。

開通区間の位置

 この開通により、有明海沿岸で福岡県から見ると筑後川をはさんだ、すぐ先にある佐賀空港(九州佐賀国際空港)へのアクセスが向上。三池港ICからの所要時間は、有明海沿岸道路の未整備時から約半分(約90分から約45分)、今回開通区間の未整備時からも約5分(約50分から約45分)に短縮するといった予測を示している。

 このほか、佐賀空港や三池港などの交通・物流の拠点となるエリアへのアクセス向上による企業立地活性化などにも期待している。

開通により佐賀空港へのアクセスが向上する