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デュシットインターナショナル、グアムに高級リゾート「デュシタニ グアム リゾート」をグランドオープン
サンゴ礁に囲まれた南国リゾートのデュシタニ モルディブも紹介
(2015/8/29 00:00)
- 2015年8月26日 開催
タイのデュシット(Dusit)インターナショナルが展開するデュシタニ(Dusit Thani)ホテル&リゾート(以下、デュシタニ)は、今秋グアムに「デュシタニ グアム リゾート」をグランドオープンさせる(すでに6月30日ソフトオープン済み)。これに伴い、報道向けにその内容が紹介された。
また同時に、2012年にオープンしている南国のリゾート「デュシタニ モルディブ」の紹介もあったので、合わせてレポートする。
デュシタニという名は、日本ではまだなじみが薄いかも知れないが、グループのフラグシップホテルの「デュシタニ バンコク」は、タイのバンコクに旅行したことがあれば、たいてい目に入る、中心街に位置する人気の高級ホテル。日本からの宿泊客も多い。デュシタニ バンコクは、1960年代に創業者が日本のホテル・オークラのホスピタリティに感銘を受け、当時のホテル・オークラ社長 野田岩次郎氏から紹介されたKKS(観光企画設計社)と大林組がデザインと設計を行ない1970年に建てられたという。日本とはとても縁が深い。
その後、タイ国内のパタヤ、ホヒアン、プーケットに拡大。そしてマニラから始まり、アジア~中近東を中心にして世界にもホテル網を広げている。デュシタニ以外のホテルブランドは、デュシットデバラナ、デュシットD2、デュシットプリンセス。
デュシタニがビジョンとして掲げているのは、「温もりのあるサービス」「タイ料理」「タイ式スパの伝統」。これらがホテルで堪能できるのが特徴だ。「デュシタニ」はタイ語で「天国の街」という意味がある。独自のホテル教育を「デュシタニ カレッジ」で行っていて、日本の辻調理師専門学校と麻生専門学校グループとパートナーシップ関係にある。
説明会の冒頭、上記のデュシットグループの紹介がデュシットインターナショナル CEO チャニン・ドナバニック氏から行なわれた。挨拶の中で「これまでの成功は、日本のお客さまの存在なしにはありえませんでした。現在、日本からのお客さまの数はデュシットグループ全体の2番目を占めています」と日本への感謝の意を表していた。なお、創業者はチャニンCEOの母、タンプイン・チャナット・ピヤウイ氏(タンプインはタイ王室から与えられる栄誉称号)。
デュシタニ グアム リゾート
続けて、現在ソフトオープン中で、この秋グランドオープンするデュシタニ グアム リゾートの紹介が、デュシタニ グアム リゾート 総支配人 ディーン・ハンツマン氏よりあった。
デュシタニ グアム リゾートは、総客室が419室のグアムで一番新しいラグジュアリーホテルとなる。海が望めるタモン湾沿いに位置し、特に夕日はグアムでも随一と言える絶景ポイントだそうだ。30階建てのホテルは島で最高層の高さを誇っている。
レストランは6つ。タモン湾を一望できるオールデイダイニングの「アクア」、イタリアンステーキハウスの「アルフレードズ」、伝統的タイ料理をベースにモダンテイストなメニューにしたタイレストラン「ソイ」、シーフードの「タシ グリル」、24時間営業のデリカテッセン「デュシットグルメ」、タモン湾を望むアウトドアテラスのある「ロビーラウンジ」。最上階の30階に位置するクラブラウンジからは、タモン湾のパノラマビューを一望できる。
グアムで最大規模を誇る2000名を収容可能なコンベンションセンターのほか、日本風の披露宴などにも対応できる小宴会場も用意し、各種会合や宴会などにも対応する。現在チャペルは建設中だ。
6つあるヴィラスイートにはプランジプールが各客室内に設けられていて、専用ジムとコンシェルジュサービスが完備される。このヴィラのひとつ「アズールヴィラ」では野外でパーティーが開ける550m2のバルコニーがある。
全客室でWi-Fiによる無料インターネット接続が利用でき、USB充電やHDMI接続対応のマルチメディアステーションも完備。そのほか、デュシットが持つ高級スパブランドの「テワランスパ」では、グアムでは唯一のタイ風ハイドロサーマルセラピーを堪能でき、プライベートスパルームが10室用意されている。
日本からの宿泊客向けに、15名の日本語対応スタッフが常駐。到着時のおしぼり提供、日本語ウェルカムインフォメーションキット、アクアレストランでの豊富な和食メニュー、無料のミニバー、全客室にウォシュレット完備といった手厚いサポートが用意されている。
デュシタニ モルディブ
さらに、デュシタニ モルディブ 総支配人 ヨアキム・シュッテェ氏より、デュシタニ モルディブが紹介された。
デュシタニ モルディブは、2012年にオープンしたバア(Baa)環礁のムドゥー(Mudhdhoo)島にあるリゾート。ユネスコの生物圏保護区に指定された、サンゴ礁のハウスリーフに囲まれた紺碧のラグーン。首都のマレからは、海上すれすれを飛ぶ水上飛行機で35分で到着するほか、マレから国内線のダラバンドゥー空港まで20分で、ダラバンドゥー空港からはスピードボートで10分という移動方法もある。
サンゴ礁のハウスリーフに囲まれた94のヴィラがあり、多くのヴィラにはプールも用意され、海に直接入ることもできる作りになっている。このような孤島のリゾートでも、部屋では無料Wi-Fiや大型テレビと音響設備、ワインクーラーなどアメニティは完備している。
レストランは、日替わりビュッフェ「マーケット」やタイ料理「ベンジャロン」、シーフードの「シーグリル」といったレストランのほか、「ボーダーレスダイニング」と称して、ビーチでプライベート空間を演出した食事もセッティングしてもらえる。
「テワランスパ」は、木の上に作られたツリートップスパが特徴。3種のプログラムから選択でき、6~14歳のキッズ向けメニューも用意されている。
ビーチアクティビティ向けに「ウォータースポーツ&マリーンセンター」が用意され、シュノーケリングやダイビング、カヤックやジェットスキーなども存分に楽しめる。イルカやウミガメ、ジンベイザメなどの海中生物に出会えるチャンスもある。リゾート周辺には水中洞窟が3つある。
まだモルディブでは日本人観光客の比率は少ないが、ぜひたくさんの日本人にこの南国のビーチリゾートのよさを体感してほしいとのことだ。
最後に、デュシタニのフードではないが、タイをイメージした軽食が用意されたので、写真で紹介しておこう。
デュシタニ グアム リゾートは、日本人を意識した手厚いサービスで距離的にも楽しみやすいリゾートだ。南国が好きならデュシタニ モルディブも一度は体験してみたい場所だ。部屋から紺碧のラグーンを見れば、日常のすべてを忘れて浸れるはず。どちらも特別なご褒美旅行やカップル、ウエディング、ハネムーンなどで訪れれば、質の高いホスピタリティーが体験できることは間違いがない。タイ文化が好きな人には特におすすめだ。どちらも本格的なタイ料理レストランとスパが満喫できる。