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神奈川県、県庁本庁舎に神奈川の魅力を映し出す3Dプロジェクションマッピングを8月13日～15日実施
本庁舎一般公開ほかお盆期間の神奈川県庁はイベント目白押し
（2015/8/12 00:00）
- 2015年8月13日～15日 実施
神奈川県は、県庁本庁舎（横浜市中区日本大通1）を8月13日～15日の夜間に一般公開する。併せて、同期間の各日19時30分～21時ごろに3Dプロジェクションマッピングショー「KANAGAWA MIRAIE －ミライエ－」を実施する。
神奈川県庁本庁舎は、関東大震災後の1928年に建てられた、現役の庁舎としては大阪府庁本館に次いで全国で2番目に古い県庁の建物。1996年には国の有形文化財に登録され、「キングの塔」の愛称でも親しまれている。内部はアールデコ様式の装飾が施された、1920～1930年代に流行したデザインの建築物となっている。
県庁本庁舎の一般公開は8月13日～14日が17時30分～21時、8月15日が10時～21時。3階の「旧貴賓室（第3応接室）」「旧議場（大会議場）」、6階の「本庁舎歴史展示室」「屋上」が公開されるほか、15日限定で「知事室」を扉の外から見学できる。
この本庁舎正面壁面を利用した3Dプロジェクションマッピングショーが「KANAGAWA MIRAIE －ミライエ－」だ。上映場所は日本大通り側の壁面。正面壁面全体の本建屋（79×22.6m、幅×高さ）と屋上塔に映像を映し出す。屋上までを含めると高さは30mとなる。投影のためのプロジェクターは本庁舎対面の県庁分庁舎の屋上に設置。輝度2万lmのプロジェクターを12台使用し、3台をスタック（縦積み）して4面投影を行なっている。投影距離は63m。映像の制作や実施はタケナカが担っている。
観覧は無料。8月11日の夜には報道関係者向け試写会が行なわれた。一般向けの事前告知はなかったものの、クローズドな環境で行なわれる試写会ではないため、偶然通りがかった人が足を止めて映像に見入る姿もあり、本番はおそらく多くの人で賑わうのだろう。本番となる8月13日～15日は、県庁前道路を16時～21時30分の時間帯に封鎖し、観覧エリアとして使用する予定だ。
内容は神奈川県に関心や親しみをもってもらえるよう、爽快な海、情緒あふれる山、躍動的な街など、“歴史と未来を旅する冒険旅行”をテーマに、8分間ほどで同県の魅力と未来を映し出すもの。映像には鎌倉や江ノ島などの観光地、さがみロボット産業特区をイメージしたメカ風のイメージなど、同県の風景が多数含まれている。また、7月15日から募集した「未来のかながわを照らす“こども”」の写真50枚も映像のワンシーンとして組み入れられており、未来を予感させる演出も見所。下記にいくつかのシーンを写真で掲載するが、8分間の映像には、ここにない名所や演出も数多くあるし、なにより実物の迫力は写真ではお伝えできない。ぜひ足を運んで観賞してみてほしい。
また、8月13日～15日の期間中、神奈川県庁本庁舎では、下記のようなイベントが開催される。
- 「ハワイ民族音楽研究部」フラダンス・ウクレレ演奏
- 日時：8月14日18時30分～19時15分
- 場所：大会議場
- 人気解説者による本庁舎建物解説ツアー
- 日時：8月15日11時30分～、14時30分～（所要時間は1時間程度）
- 場所：正面玄関ホール集合
- 内容：TV番組にも出演し、本庁舎の建物に詳しい施設整備課長が、本庁舎内をツアー形式で案内。
- 戦後70年 被爆体験の話と映画上映
- ・被爆者による体験談（13時40分～14時40分）
- ・ドキュメンタリー映画「ヒロシマの校庭から届いた絵」上映（15時～16時30分）
- 日時：8月15日
- 場所：大会議場
- パラリンピック競技「ボッチャ」体験、ラグビーボールで遊ぼう☆ミニゲーム
- 日時：8月15日10時～16時
- 場所：本庁舎2階 正面エレベーターホール
- 県産品の販売
- 日時：8月13日～14日17時30分～21時
- 場所：6階屋上
- 県立歴史博物館ミュージアムショップ
- 日時：8月13日～14日17時30分～21時、8月15日10時～21時
- 場所：大会議場前
このほか、県庁本庁舎近くの横浜港・大さん橋では、14日に客船「サファイア・プリンセス」（11時入港、23時59分出港）、15日に「飛鳥II」（10時入港、17時出港）の入出港が予定されている。
