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神奈川県庁本庁舎の壁面や正面玄関をライトアップやイルミネーションで飾る「カナふゆ」点灯式
12月21日~22日もライトアップ実施
(2015/12/21 00:00)
- 2015年12月20日 点灯式実施
- 2015年12月20日~22日 ライトアップ実施
神奈川県は、「キングの塔」の愛称で呼ばれる神奈川県庁本庁舎をライトアップやイルミネーションで飾る「カナふゆ~神奈川県庁に冬の明かりを灯します~」を、12月20日~22日に実施。12月20日に神奈川県知事の黒岩祐治氏も出席して点灯式を実施した。
このイベントは、神奈川県庁の今年度の新人職員が知事に直接提案して実現したもので、県庁本庁舎一般公開に合わせて、さまざまなイベントも実施した。
点灯式では、同企画の発案者である環境農政局 農政部 農地保全課 高尾紀行氏が挨拶。「提案のきっかけは海外に行った時に、県庁前で冬の季節に飾り付けをしているところが多く、特にドイツでは庁内でイベントをやっていて、そのような機会を神奈川県庁で行なうことで、県民の方に大人から子供まで親しんで頂けるのはないか」と提案の理由を説明した。
プロジェクトリーダーも県庁職員2年目の若手、企業庁 企業局 財務部 情報管理課の諸星智哉氏が務めた。実施に至るまでのまわりの人々からの支えに感謝を述べたあと、「本日、私達はこの県庁の建物をイルミネーションで輝かせるが、それと同時に、私達自身も輝いていきたい。そして、神奈川県全体を輝かせていきたい。そんな願いを込めている。歴史ある県庁本庁舎で、神奈川っていいな、神奈川って素敵だなと感じて頂けたらと思っている」と思いを語った。
続いて挨拶をした神奈川県知事 黒岩祐治氏はまず、「普段こういう会は知事から話をするが、私より前に話をする職員がいるというのは珍しいこと。これがまさに、このイベントが若手職員による提案だということ。神奈川県庁はいまどんどん変わりつつある。若手の提案がどんどん具体化している。それがうれしくて仕方がない。そもそも神奈川県庁本庁舎を一般開放してどんどんお客様に来て頂こうということを3年前に始めたが、これも若手職員の提案だった。年々お客様が増えてきて、昨年(2014年)は12万人が来られて、今年(2015年)は17万人来られている。いまや横浜の大きな観光名所の1つになっている」と若手職員の提案を高く評価。
カナふゆのイベントについては「そんななかで、冬は寒いからあんまり……という感じがあったが、若手職員の皆さんが、ここをもっともっとライトアップして綺麗にしたら、冬もお客様を呼び込める素晴らしいスポットになるんだ、という提案があったので、聞いた瞬間にすぐやろう! と今日に繋がった。非常に魅力的な企画に溢れている。今日が第1回目。これからどんどん盛り上げていくので、皆さんの力でどんどん育ててほしい」と来年以降の継続実施への意欲とも受け取れるコメントを残した。
この後、イルミネーションの設営を手伝った神奈川県立神奈川工業高等学校の生徒も招かれ、玄関入り口のイルミネーションを点灯。県庁本庁舎壁面のライトアップや、周辺の植物に設置されたイルミネーションも点灯し、県庁本庁舎が色とりどりの光に包まれた。
また、この日は本庁舎の一般公開日ということもあり、屋上展望台のイルミネーションも実施した。屋上からは同じくライトアップを行なっている「ジャックの塔」こと「横浜市開港記念会館」や横浜港を、特等席ともいえる場所から一望できるとあって絶え間なく人が往来。イルミネーションの効果か、普段の一般公開日よりも夜の入場者が多いようだと県庁職員は話していた。
残念ながら本庁舎の一般公開は20日のみだが、県庁本庁舎のライトアップについては、12月21日~22日も17時30分~21時の時間で行なわれる。