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商船三井フェリー、「さんふらわあ だいせつ」の火災事故について発表

 商船三井フェリーは、7月31日17時15分頃に発生したカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」(旅客定員154名、車両搭載容量 乗用車62両/大型トラック160台)の火災事故について発表した。

 「さんふらわあ だいせつ」は、大洗港~苫小牧港への航海中に、苫小牧沖南方55kmの付近の海域で車両甲板より火災が発生。乗員による1次消火活動が行なわれるも鎮火には至らず、船長の判断により、乗客と乗員全員の退船が決定。乗客71名全員は付近を航海中のフェリーや海上保安庁の巡視艇に救助され苫小牧港に到着。

 しかし、乗員23名のうち、消火活動に従事した二等航海士1名が行方不明になった。8月3日の発表では、船内捜索で倒れている1名を発見したものの、その後死亡が確認されたとのこと。

 「さんふらわあ だいせつ」は船体自体は安定しており、海上への油などの流出は確認されていない。同社では、事故の原因究明について当局による調査に協力していくとのこと。

 「さんふらわあ だいせつ」は8月1日に8月16日出航分までの欠航が発表されている。

(編集部:柴田 進)