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JR西日本、SLやまぐち号に旧型客車を模した新製客車を2017年9月に導入
デゴイチが引く列車の実現も。一部停車駅をレトロ調に
(2015/3/31 14:49)
- 2017年9月より運行
JR西日本(西日本旅客鉄道)は3月30日、「SLやまぐち号」用の客車を新製し、2017年9月に投入すると発表した。編成は5両、定員は240名、普通車4両とグリーン車が1両という編成になる。
製造される客車の型式は不明だが、戦前に製造されSL全盛期に活躍した一等展望車「マイテ49」、普通車「オハ35」「オハ31」を模した外観になる。1号車のグリーン車は展望デッキを備える「マイテ49」を模した車両、普通車のうち2号車~4号車は「オハ35」がモデル、5号車は明かり取り窓が屋根にある「オハ31」をイメージしつつ、同じく展望デッキを備え、「マイテ39」のような外観になる。
新造車両となるため、バリアフリー対応で、設備としてベビーカー置き場や温水洗浄機能付きトイレ、多目的室、販売カウンターなど、現代の車両と同等の設備を備え、快適性を向上させている。また、SLを体験、学べるフリースペースが設置される。
また、SLやまぐち号が運行する山口線の沿線のうち、新山口駅、地福駅などを昭和レトロ調に改修し、SL列車の旅がより楽しめるようにするとしている。
JR西日本では、SL「D51 200」の本線運行復活を2017年に予定しており、SLやまぐち号をレギュラー運行する「C57 1」だけではなく、「D51 200」と今回投入される新客車の組み合わせも実現しそうだ。