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ハワイアン航空、成田~シアトル線開設。アラスカ航空グループとして北米路線にも注力

マリナー・ムースもお祝いに

2025年5月13日 就航
ハワイアン航空が成田~シアトル線を開設

 アラスカ航空グループのハワイアン航空は5月13日、成田~シアトル線を就航した。

 機材はエアバス A330型機(2クラス、計278席)で、スペースXの衛星通信サービス「Starlink」を使った高速機内Wi-Fiを導入している。この新路線は、既存の成田~ホノルル線に代わるものとなるが、同社では羽田~ホノルル線の便数を週12便から週14便に増便しており、フライトの選択肢を拡充しているとのこと。

シアトル・マリナーズの公式マスコット「マリナー・ムース(Mariner Moose)」もお祝いに駆け付けた

 就航記念セレモニーにはハワイアン航空 CEOのジョー・スプレイグ氏が登壇したほか、国土交通省 成田国際空港長の後藤勝行氏は、3600万人を超えた過去最高のインバウンドの力強さ、韓国、中国、台湾、アメリカと続く訪日ランキングのなかで、唯一コロナ前より増えているのがアメリカであることを紹介した。NAA 代表取締役社長の田村明比古氏もアメリカからの力強さに触れ、現在は航空券がなかなか取りづらい状況が続いており、路線が増えるのは非常に好ましいことであると話した。

ハワイアン航空 CEO ジョー・スプレイグ氏
在日米国大使館 経済・科学部 通商政策課 経済担当書記官 デヴェン・リチャードソン氏
国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 後藤勝行氏
成田国際空港株式会社 代表取締役社長 田村明比古氏
セレモニーの前にはハワイ式で安全運航を祈願した
テープカットの様子

 囲み取材に応じたジョー・スプレイグ氏は、アラスカ航空の持つ路線網の強さとハワイアン航空の持つブランド力を活用して、利用客のニーズに応えていきたいと話した。また、日本からの利用客に対しては、シアトルは風光明媚で観光地としても大変魅力的であること、西海岸の玄関口として就航地が120を超える、乗り換えにも便利な場所であることを紹介した。また、ハワイアン航空のワンワールドへの加入は2026年4月になることも明かした。

ハワイアン航空の成田~シアトル線(2025年5月13日~)

HA824便: 成田(18時25分)発~シアトル(11時40分)着、毎日運航
HA823便: シアトル(13時40分)発~成田(翌16時00分)着、毎日運航

シアトルよりHA823便が62番ゲートに到着
マリナー・ムースはどこでも大人気。乗客やスタッフと記念撮影に応じていた
乗客には記念のトートバッグや扇子、フライト証明書が手渡された
プッシュバックされるHA824便
大勢のスタッフでお見送り