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ZIPAIR、本邦LCC最長1万kmオーバーの成田~ヒューストン線を就航。西田社長「チャレンジの路線」

2025年3月4日 就航
ZIPAIR Tokyoが成田~ヒューストン線を開設

 ZIPAIR Tokyoは3月4日、成田~ヒューストン線を就航した。ヒューストンまでの距離は約1万670kmあり、本邦LCCでは最長路線となる。また、同社の路線は(ハワイ含む)北米方面6路線、アジア方面4路線の計10路線となった。

 機材はボーイング 787-8型機で、座席はフルフラットになる「ZIP Full-Flat」が18席、普通席(Standard)が272席の計290席。

 成田発の片道運賃は、ZIP Full-Flat Valueが18万8500円~、普通席のStandard Valueが5万5250円~、6歳以下定額料金のU6 Standard Valueが1万5000円。燃油サーチャージはなく、機内持込手荷物(7kgまで)が含まれる。運賃額のほかに、空港使用料および各種税金が別途必要。

ZIPAIRの成田~ヒューストン線

2025年3月4日~29日

ZG16便: 成田(10時00分)発~ヒューストン(06時45分)着、火・木・土・日曜運航
ZG15便: ヒューストン(08時45分)発~成田(翌13時50分)着、火・木・土・日曜運航
※3月9日~29日はヒューストン(07時45分)着、ヒューストン(09時45分)発

2025年3月31日~4月25日

ZG16便: 成田(10時05分)発~ヒューストン(7時50分)着、月・水・金・土曜運航
ZG15便: ヒューストン(09時50分)発~成田(翌13時55分)着、月・水・金・土曜運航

2025年4月26日~10月25日

ZG16便: 成田(10時30分)発~ヒューストン(08時15分)着、月・水・金・土曜運航
ZG15便: ヒューストン(10時15分)発~成田(翌14時20分)着、月・水・金・土曜運航

 就航記念セレモニーでは、ZIPAIR 代表取締役社長の西田真吾氏が「チャレンジの路線」と表現、北米西側に集中していた就航地からさらに足を伸ばしてアメリカ南部まで路線網を拡大した背景を説明した。

 テキサス州は、人口・経済規模ともに全米2位で、数多くのエネルギー・IT企業などが拠点を置いている南部の中心地。加えて近年では、税制・コストの面でビジネスフレンドリーな環境が整備されていることから、大手企業の同州への移転も活発に行なわれており、人口増加数もアメリカ国内で最高水準を記録するなど、さらなる発展が見込まれている。

 そして、ヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港は、中南米への路線網も充実しており、非常に魅力的な場所であるとのことだ。

株式会社ZIPAIR Tokyo 代表取締役社長 西田真吾氏
千葉県 副県知事 穴澤幸男氏
成田空港圏自治体連絡協議会 副会長 麻生孝之氏
国土交通省 成田空港事務所 成田国際空港長 後藤勝行氏
成田国際空港株式会社 代表取締役社長 田村明比古氏
テープカットを実施
ZG16便のクルー

 ZG16初便は乗客129名を乗せ、9時53分に出発。滑走路に向かう途中ではウォーターキャノンの祝福を受け、ヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港に向けて10時11分に飛び立った。

出発を待つZG16便。ボーイング 787-8型機(登録記号:JA851J)
初便搭乗の記念として、乗客には搭乗証明書やポーチ、フライトタグなどが配られた
西田社長も横断幕を持ってランプエリアからお見送り
プッシュバックされるZG16便
地上スタッフが最後のお見送り
ウォーターキャノンによる祝福
飛び立つZG16便