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ディズニー×東海道新幹線、まもなく運行開始。ミッキーと丹羽社長がお祝い「乗ると夢のなかのよう」

「Wonderful Dreams Shinkansen」

2025年2月17日 公開

2025年2月21日〜9月中旬 運行

ディズニー×東海道新幹線「Wonderful Dreams Shinkansen」が公開

 JR東海と東京ディズニーリゾートは、東海道新幹線初の特別編成「Wonderful Dreams Shinkansen」の運行を2月21日~9月中旬に行なう。これに先立ち2日17日、JR東海の浜松工場でセレモニーを開催し、運行予定の車両を公開した。

 車両は、2024年6月に開業した東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」をテーマにデザイン。東海道新幹線が登場してから60年で初めての特別塗装となり、列車全体で「ファンタジースプリングス」の世界観を表現している。

 セレモニーにはJR東海 代表取締役社長の丹羽俊介氏、オリエンタルランド 代表取締役社長 兼 COOの吉田謙次氏、東京ディズニーリゾート アンバサダーの味方和氏とミッキーマウスが出席。

 JR東海の丹羽氏は、「いつもの青いラインとは異なり、ファンタジースプリングスの世界観を表現した特別なデザインに仕上げている。『Wonderful Dreams Shinkansen』の名前のとおり、乗るとまるで夢のなかにいるような気持ちに。中京・関西方面から東京ディズニーリゾートへの移動時間も楽しんでほしい」とアピールした。

左から、東京ディズニーリゾート・アンバサダー 味方和氏、株式会社オリエンタルランド 代表取締役社長 兼 COO 吉田謙次氏、東海旅客鉄道株式会社 代表取締役社長 丹羽俊介氏、ミッキーマウス

 またセレモニー終了後は、JR東海 執行役員 営業本部長の榊原篤氏、オリエンタルランド 広報部長の横井香織氏が囲み取材に対応。

 榊原氏は、「新幹線に乗って東京方面に旅行してほしいというJR東海の想いと、ファンタジースプリングスに来てほしいという東京ディズニーリゾートの想いが一致し、『Wonderful Dreams Shinkansen』が実現した」と説明。通常の新幹線よりも多くの予約が入っており、なかでも2月22日(土曜)の初列車は予約率が9割超になっているとのこと。

株式会社オリエンタルランド 広報部長 横井香織氏(左)、東海旅客鉄道株式会社 執行役員 営業本部長 榊原篤氏(右)

 特別編成「Wonderful Dreams Shinkansen」の運行区間は、東海道新幹線の東京~新大阪間、主にひかり号とこだま号で運行する。

 運行開始は2月21日「ひかり632号」で、6時43分名古屋発~8時42分東京着の予定。途中停車駅は、豊橋・浜松・静岡・新横浜・品川。特設サイトでは、2月~3月の運行スケジュールを案内している。

 特別編成「Wonderful Dreams Shinkansen」の使用車両は、N700Aの1編成16両。各車両のデザインは下記のとおり。

「フローズンキングダム」エリアデザイン

4・7・10・12・14号車

「ラプンツェルの森」エリアデザイン

2・5・8・11・15号車

「ピーターパンのネバーランド」エリアデザイン

3・6・9・13号車

3つのテーマエリアを1つにしたデザイン

1・16号車

特別編成「Wonderful Dreams Shinkansen」
13・14号車(ピーターパンのネバーランド、フローズンキングダム)
15・16号車(ラプンツェルの森、3つのテーマエリア)
「フローズンキングダム」エリアデザイン(14号車)
「ラプンツェルの森」エリアデザイン(15号車)
「ピーターパンのネバーランド」エリアデザイン(13号車)
3つのテーマエリアを1つにしたデザイン(16号車)

 車体に加え、車内装飾も「ファンタジースプリングス」をテーマにデコレーションしている。ヘッドカバーは、3エリアを描いたデザイン1種類。テーブルシールは、ロゴを採用したデザイン2種類(いずれもグリーン車と7号車を除く)。

 さらに車内メロディもディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の劇中歌「輝く未来」となり、「Wonderful Dreams Shinkansen」内で流れる。

車内の様子
ヘッドカバーのデザインは1種類
テーブルシールのデザインは2種類
出入り口付近にはポスターも掲出
「Wonderful Dreams Shinkansen」車内メロディ

 JR東海ツアーズでは、特別編成の指定列車に乗車して東京ディズニーリゾートへ行く運行記念旅行商品を販売中。参加者にはオリジナル特典として、「Wonderful Dreams Shinkansen」をデザインしたアクリルスタンドまたはバッグチャームのいずれかを1人につき1つ配布する。

 同様の旅行商品は、JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、東武トップツアーズ、名鉄観光でも順次販売予定。

アクリルスタンド
バッグチャーム