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NEXCO東日本、9月14日に発生した北海道の高速バス車両火災を受けて注意喚起
2024年9月21日 09:00
- 2024年9月20日 発表
NEXCO東日本北海道支社は、9月14日17時ごろに発生した道央自動車での高速バス車両火災を受け、9月20日に注意喚起を発表した。
高速バスの車両火災事故は、札幌市内から新千歳航空に向かう途中で発生した。消防機関による消火活動、車両のレッカー作業、燃料漏れによる広範囲にわたる清掃作業などが必要となり、道央自動車道上り線千歳方面で約7時間の通行止めとなった。
同社によると、高速道路での車両火災は発生箇所によって、道路構造物や周辺への影響が甚大になるという。例えば、高架橋で起きた場合は熱や焼けた構造物が、高架橋の下側を通る一般道へ影響を与える。
また、トンネル内で発生した場合は閉鎖空間に熱がこもり、煙が充満してトンネル内や後続の車両にも大きな影響が及ぶ。さらに、高熱により壁面や構造物も影響を受けるため、通行止めだけではなく復旧作業に長時間を要することがある。
これらにより、道内の物流や観光など生活者にも大きな影響が生じる可能性があるとしている。
同社では日頃から各関係機関に対して車両の整備・点検の徹底をお願いしつつ、道路情報板での啓発表示も行なっているという。
道内では、2023年9月25日に大型トラックのタイヤのバーストによる出火で道央道下り札幌方面で約5時間の通行止めを行ない、高架下で並行する札幌新道でも車線規制を行なった。さらに、同11月17日にも大型トラックのタイヤがバーストして脱輪・出火して占冠トンネル先の待避所でトラックが全焼する車両火災事故が発生している。