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「ドクターイエロー」老朽化のため引退へ。イベント・記念グッズも予定

2024年6月13日 発表

点検用新幹線車両「ドクターイエロー(T4/T5編成)」引退へ

 JR東海とJR西日本は6月13日、新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」の引退について発表した。

“新幹線のお医者さん”などの愛称で親しまれたJR東海のドクターイエロー(T4編成)は、安全・安定輸送を維持するため2001年から東海道・山陽新幹線の検測を続けてきたが、老朽化に伴い2025年1月をもって検測走行を終了する。

 またJR西日本が保有するドクターイエロー(T5編成)は2005年に製造され、JR東海のT4編成と交互に約10日に一度の頻度で使用されてきたが、2027年以降を目途に検測走行を終了するとしている。

 今後、車両基地での撮影会や体験乗車、車体のお掃除イベント開催のほか、記念グッズの販売などを予定しているという。