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ANA、廃車になるはずだったベルトローダーをEV化してアップサイクル

2024年5月20日 発表

全日空モーターズが廃車になるはずだったベルトローダーをEV化

 全日空モーターサービスは、空港内で使用していた廃棄対象の手荷物搭載車輛(ベルトローダー)を、ディーゼルエンジンからEV化した車両にアップサイクルした。

 EV化したのは1994年から20年間成田空港で使用され、2022年に廃棄対象となったベルトローダー。同社社員の発案により、修理・修復のうえで構造の改造設計、電気回路の組み上げ、EV専用バッテリー・モーター・減速機を搭載した。

 一般電力から充電器を介して充電可能で、荷役部分を含めてすべての動力源を電力にした。1回の充電(最短60分)で羽田空港における1日の運航便の使用を想定しており、EV化によってさらに15年ほど継続使用を想定しているという。

 ANA Future Promise Jet をデザインした久世迅氏に塗装デザインを依頼し、2024年夏ごろをめどに羽田空港にて運用再開の予定。

 継続的に廃棄対象車両のEV化を進め、今回の取り組みをANAグループの地上における脱炭素へのソリューションの1つに育てていくことを目指すという。

特別塗装は久世迅氏にデザインを依頼予定