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ロゴスが春夏キャンプ用の新製品を「2024 THE LOGOS SHOW」で発表。新素材や便利機能を搭載した高機能テントなど目白押し!

2024年春~夏 発売

ロゴスコーポレーションが「2024 THE LOGOS SHOW」を都内で開催した

 アウトドア用品を手掛けるロゴスコーポレーションは、2024年にリリースする新作モデルを展示した「2024 THE LOGOS SHOW」を販売店、バイヤーやメディア向けに都内で開催した。

 今回のコンセプトは同社がこの数年間のなかで渇望していた「おしゃべり」。社内のやりとり、取引先やユーザーとの雑談を含めたコミュニケーションが同社を後押ししてきた。製品開発のコンセプトも「おしゃべりLOGOS」とし、時短製品で余った時間を活用したり、逆に手間がかかるアイテムはその間を家族との会話に充てられるよう、新機能や機能強化したアイテムをずらりと揃えた。

今年の展示会では4年ぶりにユーザーから募集した「宣伝部長」も最終日に招待

 展示会の入口付近では、トレンドや同社のイチオシアイテムを使った提案、同社が運営するキャンプ場などを紹介していた。昨今ではSNSでお気に入りアイテムを拡散するユーザーも多数おり、バズった製品がディスプレイされていた。

同社が運営する「LOGOS LAND」(京都府城陽市)、「LOGOS PARK SEASIDE KOCHI SUSAKI」(高知県須崎市)を紹介しているブース
こちらは同社がアイテムやノウハウを提供している「西宮浜 BBQ PARK powered by LOGOS」の雰囲気を再現したもの
SNSでバズった「LOGOS 岩塩プレート」や「炭火サンマ焼き器」
店頭におけるデモンストレーション例を紹介したコーナー

広い居住空間が自慢のエーコンフレームを採用した新型テントがお披露目

 製品開発チームが“おしゃべり”の成果として完成させた高機能テントが「プレミアム エーコン」シリーズだ。

 エーコンは英語で“どんぐり”を指し、それを表わすかのように天井を高くした「エーコンフレーム」は、広い居住性と耐風性を備えている。ベンチレーションを考慮して高低差が付けられていたり、メッシュ素材を数多く採用しているのも特徴だ。

「プレミアム エーコン PANEL X DOME L」は、中央最上部に透明な天窓を備えており、星空観察や採光用途に使えるのがポイントだ。「プレミアム エーコン PANEL EVER DOME L」は、大型の2ルームを備えた居住空間の広い製品に仕上がっている。

プレミアム エーコン PANEL X DOME L(14万5200円)
透明な天窓を備えているのが大きな特徴
プレミアム エーコン PANEL EVER DOME L(19万8000円)

空気を入れれば組み上がるエアマジックシリーズの新製品

 フライシートとインナーテントが一体型となった「エアマジック」シリーズの新製品として展示されていたのが、ドーム型の「neos エアマジック ドーム XLーBD」、一回り小さい「neos エアマジック ドームハウス LーBD」だ。

 どちらも設営用のポンプが付属し、neos エアマジック ドーム XLーBDなら約80秒、neos エアマジック ドームハウス LーBDなら約240秒で設営できるのがウリだ。メッシュ部分は遮光率が高く、小さな虫も通さない「デビルブロック ST」を採用している。

neos エアマジック ドーム XLーBD(8万6900円)
neos エアマジック ドームハウス LーBD(9万4600円)

テーブルも付属する機能豊富なリュックで楽々持ち運び

 運搬時はリュックになり、キャンプ場ではテーブルとコンテナになるのが「LOGOS キャンプツールリュック(テーブル付き)」。

 ジッパーで取り外せるテーブル、レイアウトの自由度が高い可動式の中敷き、豊富に用意された小物を入れるポケットなど、アイテムの持ち運びにとても便利な製品だ。

LOGOS キャンプツールリュック(テーブル付き)(1万8700円)
背面にはショルダーストラップを装備
30×26×16cm(幅×奥行き×高さ)のテーブルはファスナーで接続できる

開発陣のこだわりを反映させたナタや手斧も新たに登場

 ロゴスの開発陣には狩猟免許を持つハンターが在籍しており、キャンプには欠かせない刃物関連も充実している。今回は新製品として「LOGOS ブッシュクラフト フルタング・ナタ」「LOGOS ブッシュクラフト・手斧」「LOGOS PRO マルチツール 8・コンパクト」が展示されていた。

 LOGOS ブッシュクラフト フルタング・ナタは、土佐の老舗鍛冶屋であるトヨクニと共同開発したもので、刃先から柄の後端まで一体となった耐久性抜群のフルタング構造、サビに強いステンレス鋼の採用、耐水性や耐衝撃性に優れた合成樹脂のG10をハンドルに用いるなど、こだわりの1本になっている。

 LOGOS ブッシュクラフト・手斧は、薪を小割りしやすくするため振りやすさを追求し、ハンドル部分に絶妙なカーブを取り入れている。付属する牛革製のシースにはファイヤーストライカーセット(別売り)を取り付けられるホルダーを備えている。

 LOGOS PRO マルチツール 8・コンパクトは、機能を3徳プライヤー、ナイフ、ノコギリ、ヤスリ、プラスドライバー、栓抜きの8つに厳選することで、小型万能ツールに仕上げている。このほか、刃物を使った作業時にあると安心できる保護手袋「LOGOS カットプロテクトグローブ」もXS/S/M/Lの4サイズをラインアップしている。

LOGOS ブッシュクラフト フルタング・ナタ(1万9800円)
LOGOS ブッシュクラフト・手斧(1万2980円)
LOGOS PRO マルチツール 8・コンパクト(3740円)
LOGOS カットプロテクトグローブ(2750円)

通気性をアップしたテスリンメッシュ採用のチェアなどに注目

 キャンプで便利なチェアも新製品が多数ラインアップされていたが、ここでは3製品ほど紹介する。

「LOGOS テスリンキングあぐらチェア」は、あぐらを組めるローポジションのイスで、耐水性や耐汚性、通気性に優れたテスリンメッシュを座面に採用しているのが特徴だ。「ハイバック・UK スタイルチェア」は、ミリタリースタイルのチェアをキャンプ用に合わせてロースタイルにしたもので、木製肘掛けとハイバックによる安定感のある座り心地がウリだ。

「LOGOS テスリンゆらゆらハンモックチェア」は、リクライニング機能とハンモックのような座り心地が人気の「Tradcanvas ゆらゆらハンモックチェア」の座面材質をテスリンメッシュに変更したもので、さらに通気性や耐水性がアップしている。

LOGOS テスリンキングあぐらチェア(9900円)
ハイバック・UK スタイルチェア(1万890円)
LOGOS テスリンゆらゆらハンモックチェア(1万9800円)

キャンプが楽しくなる新作アイテムも続々と登場

 一つあると便利だったり、キャンプがますます楽しくなったりするアイテムを数多くラインアップしているのも同社の強み。

「LOGOS イージーセットハンモック」は、ほどよい間隔の2本の木にベルトを巻いて固定し、カラビナにフックすれば設営できる簡単さがポイントの製品。耐荷重も100kgまでと十分な性能を持つ。

「minimini 電動ポンプ」はその名のとおり、排気と吸気ができる超小型のポンプ。小さいながらも圧力は0.5psi、バッテリ作動時間は約15分の能力を備え、エアベッドなら4~5回膨らませることができる。充電ポートはUSB Type-Cで、底面がLEDライトになっている点もポイント。

「光るお絵描きプレート」は、アクリルボードに専用ペンで絵柄を書くと発光するもので、表札やお絵描きなどさまざまな用途に使えるアイテムだ。

 自分好みに木製カップやスプーンを作成できるのが「LOGOS クラフトククサ手作りキット」と「LOGOS クラフトスプーン手作りキット」。カップの内部やスプーンのすくう部分など、切削が難しい箇所はあらかじめ加工されているので、手軽に完成度の高いオリジナル食器を作れるのが特徴。手間をかけた分だけ愛着が増すことだろう。

LOGOS イージーセットハンモック(6930円)
minimini 電動ポンプ(5280円)
光るお絵描きプレート(4950円)
LOGOS クラフトククサ手作りキット(3465円)。写真左が加工前で、右が加工後のもの
LOGOS クラフトスプーン手作りキット(880円)。写真左が加工前で、右が加工後のもの

 今回発表された2024モデルは、先行販売アイテムは今冬から予約や販売が開始される予定だ。なお、仕様や価格は2023年7月時点の情報のため、変更、および発売延期・中止になる場合があることも了承されたい。