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道交法改正で注目のドラレコ付き自転車ヘルメット「FOXWEAR V6」。使い心地や録画機能を試してみた!

2023年6月30日 現在

ドラレコ付き自転車ヘルメット「FOXWEAR V6」を着用して性能レビュー

 4月1日、改正道路交通法の施行により自転車ヘルメットの着用が努力義務化された。さまざまな新製品に注目が集まるなか、総合商社のユアーショップが日本初のドラレコ付き自転車ヘルメット「FOXWEAR V6」を発売。

 命を守るための自転車用ヘルメットと、公道を走るなら装備しておきたいドライブレコーダー。この2つが組み合わさり価格1万8000円(税別)で販売されている。

 今回、実機を借りてサイクリングで機能を試してみたのでさっそくレビューをお届けしよう。

6月9日に発売されたドラレコ付き自転車ヘルメット「FOXWEAR V6」

 箱を開けると、ヘルメット本体は専用の収納袋に入っている。

 街中に駐輪する際、こだわりのマイヘルメットを置いていくことに不安を感じるサイクリストも少なくないが、収納袋に入れた状態なら持ち運びもしやすくなりそうだ。袋に入れてバッグにしまえば、本体に傷が付いたりほかの荷物が汚れたりする心配もない。

 カラーはマットブラックとホワイトの2種類が展開されている。今回はマットブラックを使用してみた。

こちらが付属の収納袋

 FOXWEAR V6の頭囲サイズは54~63cmで、後頭部アジャスターのダイヤルを回すだけで調節可能。筆者はキッズ用ヘルメットの使用を検討した経験もあるほど頭囲に自信がないのだが、ストラップも調整すればそれなりにしっかり固定することができた。

後頭部アジャスター
あご紐
頭囲サイズとあご紐の長さが自分に合うようしっかり調節しよう

 この日は梅雨の晴れ間でサイクリング日和だったので、少し離れた公園まで走ってみることに。

 日光が差しているとはいえ、この時期は空気自体が湿気に満ちているので、ヘルメットによっては内部が蒸れてしまうこともある。しかしFOXWEAR V6は独自開発というエアフロー構造を採用しており、大きな通気口がスムーズに空気を流してくれた。

 重さも約365gと、ドラレコが搭載されていると考えれば十分軽い。200g以下の軽量モデルに慣れていると最初は気になるかもしれないが、実際に長時間かぶっていても走行に影響はなかった。

大きな通気口からスムースに空気が流れていくので内部が蒸れにくい
インナーライニングはこんな感じ。臭いや汚れが気になる場合は取り外して洗濯も可能

 また夜間走行用のフロントライトも搭載されていて、視界を明るく照らしつつ対向車に気付かれやすくなるのもうれしいポイント。

 さらに後部には、後続車両への警告テールライトも備わっている。高速フラッシュモード、スロウフラッシュモード、ノーマルモードの3段階をワンクリックで制御できるので、暗くなったらサッと点灯し、事故を防ぐようにしたい。

警告テールライトは高速フラッシュモード、スロウフラッシュモード、ノーマルモードの3段階
夜間にフロントライト(常灯)とテールライト(ノーマルモード)を同時に使用するとこんな感じ

気になるドラレコの性能は?

カメラは前頭部に付いている

 FOXWEAR V6のドラレコとしてのスペックは、解像度が1280×720ドットで、広角130度で撮影できるようになっている。レンズキャップが付属し、防水と衝撃にも耐える仕様だ。

 録画を開始したいときはまず、カメラの下側にあるビデオ電源ボタンを押し、青色のライトが点滅したことを確認してからヘルメットを着用する。

 録画中に電源ボタンを1回短く押すとその瞬間の静止画を撮影して保存し、録画中に再度電源ボタンを長押しすることで録画が終了する。

レンズ下側に電源ボタンや充電器の差し込み口が並んでいる

 動画や静止画は付属のTFカード(MicroSD 32GB)に保存されるので、これをヘルメットから抜いてPCなどで内容を確認。バッテリーは、3時間充電すれば約7時間の記録が可能となる。

 なおヘッドライトは、ビデオ電源ボタンと同じ列にあるライトの電源ボタンを短く押すことで、ゆっくりと点滅しはじめる。テールライトを使う場合は、テールライト自体を押すことで点滅が始まり、押す回数によって点滅の仕方が変わる。

走行中でもワンクリックで簡単に操作できる

 自転車自体にドライブレコーダーを積載する場合、基本的には前方と後方のいずれかを撮影する形になる。これに対しドラレコがヘルメットに搭載されると、自分の視界をそのまま記録することになる。

 ここからは、実際に撮影できた映像とともにご覧いただきたい。

 ヘルメットは機動力の高い頭部というマウントに取り付けるようなものなので、サイクリング時の危険を記録するためのアイテムとしては、広範囲で記録が取れる点がメリットと言える。

 ただし、自転車は周囲を頻繁に確認しながら走る乗り物なので、やはり自転車本体にドラレコを設置するよりも頭の動きに合わせた激しい映像になるのは否めない。それでも、画質や音声の入り方はドラレコとして使用するなら申し分ないクオリティだった。

 サイクリングの思い出に映像を残したい場合はもう少し画質や水平維持がほしいところだが、ヘルメットにこれらの機能が詰まっているだけでも十分優れものと言える。

 ただ、カメラは前頭部に位置しているので、撮影範囲がどうしても上向きになってしまいがちだった。空をキレイに撮影できるのもありがたいが、ヘルメットをしっかり固定して深めにかぶる方が、通り過ぎていく車両のナンバーなどを確実に捉えることができそうだ。

 乗る自転車によって漕ぐ姿勢が異なるため、自分のサイクリングにとってのベストポジションを探してみてほしい。

安全に快適な自転車旅を!

 自転車ヘルメットの着用が努力義務化されたことで、改めてサイクリングの安全性への関心が高まった人も多いだろう。

 丸みを帯びたシンプルなデザインなので、通学や買い物など普段の生活でも着用しやすい。日常にさりげなく取り入れることで、安全性をグッと高められそうだ。