ニュース

JR東日本、ロッカー1台に予約・預入・受取・発送の4機能を整備。駅を物流の拠点に

2023年7月3日 設立

JR東日本はロッカーで予約・預入・受取・発送を可能とする多機能化を進めていく

 JR東日本は、預け入れが用途の中心となっているロッカーの多機能化を進めていく。

 Webアプリ上での空き状況検索機能を充実させるほか、物流事業者やECサイトなどを配送プラットフォームに結びつける。予約・預入・受取・発送の4機能を1台のロッカーに集約することで、駅を物流の拠点とすることを目指すという。

 新型ロッカーは、今後3年間で首都圏に約1000台(約3万口)導入する予定。需要に応じて各サービスに割り当てるロッカー口数を変動させることで、各駅のニーズに適したサービスを提供する。また、冷蔵機能を搭載したロッカーも導入し、さまざまな預入・受取に対応できる環境を整備する。

 これにより、ECサイトで申し込んだ商品を生活動線上の駅で受け取ることが可能となる。将来的には、エキナカ・駅ビルなどの商品も営業時間外に受け取れるようにする。さらに、列車荷物輸送「はこビュン」を活用した産地直送商品の受取や、クリーニング・薬局と連携した受取を推進する。

 なお、ロッカーの多機能化に伴い、東京ステーション・サービスのロッカー事業とJR東日本環境アクセスのロッカー事業を統合した新会社・JR東日本スマートロジスティクスを設立する予定。会社設立日は、7月3日となる。

事業再編イメージ