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109シネマズプレミアム新宿、4月14日開業。“とことん映画に浸る”全席プレミアムシートや坂本龍一監修の音響効果を先行体験してきた!
「東急歌舞伎町タワー」9~10階、鑑賞客だけの豪華ラウンジも完備
2023年4月12日 11:30
- 2023年4月14日 開業
東急レクリエーションは、4月14日に開業する東急歌舞伎町タワー(東京都新宿区歌舞伎町1-29-1)の9~10階に「109シネマズプレミアム新宿」をオープンする。
従来のシネコンとは一線を画すという109シネマズの新ブランド。2014年末、多くの映画ファンに惜しまれながら58年の歴史に幕を閉じた「新宿ミラノ座」跡地に構え、そのDNAを継承しつつ、映画鑑賞のための上質な環境とおもてなしを提供する。コンセプトは「感性を開く映画館」。
オープンに先立ち実施されたメディア内覧会では、109シネマズプレミアム新宿 総支配人の増永直人氏が登壇し、各設備やこだわりについて説明を行なった。
館内は2フロア全8スクリーンで構成される。全シアターに坂本龍一氏が監修した音響システム「SAION -SR EDITION-」を完備するほか、シアター3には頭上を駆け巡り、まわりを流れるように躍動するサラウンドフォーマット「Dolby Atmos」を、シアター6には新宿エリア初の3面ワイドビューシアター「ScreenX」を、シアター8には35mmフィルム映写機を搭載している。
なかでも注目すべきは、日本初となる「全席プレミアムシート」。総席数752席すべてが通常のシネコンより最大約2.3倍の広さを持ち、快適なリクライニング機能はもちろん、両サイドのテーブル兼ひじ掛けは隣席と重なることなく使える独立型で、荷物をしまえるスペースも付いている。
座り心地のよいフィット感を追求したクラスA(一般4500円)と周囲が気にならないプライベート感にこだわるクラスS(一般6500円)、2種類のプレミアムシートから選べる。
シアター内は、視覚的なノイズを極力排除するため黒を基調とし、壁面も聴覚的に最適な音を届ける立体的デザインを採用。ハイスペックな映写・音響に浸りながら、心ゆくまで映画の世界に没入できるという。
チケット購入者は、鑑賞前の時間を各階専用の「メインラウンジ」で過ごすシステム。ここでは待ち時間や鑑賞中に味わえるドリンクやフードを提供する。館内を流れるBGMや上映開始を知らせるチャイムも坂本龍一氏が作曲した。
ソフトドリンクとポップコーン(塩/キャラメル/ミックス)は、チケット代にあらかじめ含まれており、各階のラウンジに設けられた「WELCOME CONCESSION(ウェルカムコンセッション)」で自由にオーダーできる(上映終了30分前まで)。
同じく各階ラウンジ内に設けられた「THE BAR」では、バリエーション豊富なジャパニーズウイスキーやカクテル、季節変わりのクラフトビールなど選りすぐりのメニューを有料で販売。
素材にこだわるホットドッグやトリュフ味のフライドポテトといったフード類もお勧めという。
さらに、クラスSチケット購入者だけが利用可能なプレミアムラウンジ「OVERTURE」を10階フロア奥に開設。ここでは新宿の街並みを眺めたり、サービスドリンクを味わったり、作品について語り合ったりと、鑑賞前後のひとときを満喫できる。
また9階に入るスーベニアショップ「POST CREDIT(ポストクレジット)」では、鑑賞の余韻に浸りながらショッピングを楽しめる。映画の公式グッズはもちろん、コラボ商品や限定商品、新宿・歌舞伎町らしいお土産など多彩な品揃え。
なおPOST CREDITのみ、鑑賞チケットを持っていなくても入店・利用可能となっている。
長きにわたり開業準備を進めてきた増永氏は、「日常のノイズを離れ、感性を開くシネコン。ドリンクやポップコーンをサービスするメインラウンジでくつろぎ、音響・映像を徹底的にこだわったシアターと全席プレミアムなシートで映画の世界に極限まで没入いただける」と話し、「好きな映画をぜひ、ここで観てほしい」とアピール。
また国内最大級の複合施設である東急歌舞伎町タワーの強みを活かし、「ホテルでの宿泊やその他エンタメ店舗をあわせて楽しめるような環境を提供していく」と今後の展望について語った。
なお4月14日~5月18日はオープンを記念して、「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」を開催。映画音楽の代表作「戦場のメリークリスマス」(35mmフィルム版)やベルナルド・ベルトルッチ監督作品の「シェルタリング・スカイ」など、坂本龍一氏の関連作品を特別上映する。
そのほかロングランや新作の上映・イベントスケジュールは、「109シネマズプレミアム新宿」の公式サイトを確認いただきたい。