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ついに開業する東急歌舞伎町タワー! 最上層に登場した天空のラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO」を見てきた
2023年4月10日 12:30
- 2023年4月14日 開業
- 2023年5月19日 ホテル開業
東急と東急レクリエーションが開発を進めてきた「東急歌舞伎町タワー」(東京都新宿区歌舞伎町1-29-1)が、4月14日にいよいよ開業する。本稿では、その内覧会で見てきた施設全体の概要と、最上層に入居するホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel(ベルスタートウキョウ)」について紹介する。
東急歌舞伎町タワーは新宿区歌舞伎町のシネシティ広場に隣接しており、ロードショー館の新宿ミラノ座があった「新宿TOKYU MILANO」(2014年閉館)と「ホテルグリーンプラザ新宿」跡地を中心に建築された。映画館・劇場・ライブホールなどのエンタテイメントに、ホテルや飲食などからなる地上48階建ての高層複合施設だ。
旧新宿コマ劇場跡地に建ちゴジラヘッドが目立つ新宿東宝ビルとは、シネシティ広場を介して面している。歌舞伎町の中心と言える立地で、歌舞伎町を訪れた誰しもが目にすることになるシンボルのタワーが完成したことになる(竣工は2023年1月11日)。
下層階東側のシネシティ広場に面した側はステージ「KABUKICHO TOWER STAGE」として機能し、上部に200m2(放映サイズは164m2)に大型屋外ビジョン「KABUKICHO TOWER VISION」を設置している。これらにより、シネシティ広場と一体化した屋外イベントで活用できる作りとなっている。
建物外観は、外装デザイナーの永山祐子氏が手掛け、空に向かった噴水をイメージした飛沫のようなデザインを高層と中層部に施している(関連記事「東急歌舞伎町タワー、2023年4月開業。シネコン、劇場、ライブホール、2つのホテルを楽しむ48階建て。木村室長『好きを極める場に』」)。
17~47階の高層階には「BELLUSTAR TOKYO」と「HOTEL GROOVE SHINJUKU」の2つのホテル
東急歌舞伎町タワーの17~47階の高層階は、ホテルとレストランが占めている。ホテルは2つ展開していて、天空のラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」(39~47階)と「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」(18~38階)が入る。17階には、テラスも設けられる「JAM17 DINING&BAR」が入る。
9~10階には全席プレミアムシートの映画館「109シネマズプレミアム新宿」が、6~8階には劇場「THEATER MILANO-Za」が、地下の1~4階にはライブホール「Zepp Shinjuku(TOKYO)」が入る。
1~5階にはエンタテイメント系とレストランが集結していて、5階にウェルネスクラブ「EXSTION」、4階に新宿ダンジョン攻略体験施設「THE TOKYO MATRIX」、3階にアミューズメントコンプレックス「namco TOKYO」、2階にエンタテイメントフードホール「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」、1階にはスターバックスコーヒーなど、飲食をはじめ複数のショップが入り、羽田と成田空港をつなぐ空港アクセスバスが発着する。
このほか、施設内随所に、26作家による多数のアート作品が展示されていて、アートを心置きなく堪能できることも特徴となっている。「HOTEL GROOVE SHINJUKU」には、アーティストが手掛ける特別なアートルームも設定される。
「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」
最上層階に入居するラグジュアリーホテル BELLUSTAR TOKYOの「BELLUSTAR」は、ラテン語の「美しい(BLUSS)」と「星(STAR)」を組み合わせたネーミングで、新しいホテルブランドになる。今回はゲストルームとレストラン、バーが公開された。ほかにも5室のペントハウスとスパも用意されている。
なお、中層階にはHOTEL GROOVE SHINJUKUが入るが、この2つはどちらも東急ホテルズが運営する。BELLUSTAR TOKYOはラグジュアリーカテゴリーとして、HOTEL GROOVE SHINJUKUはライフスタイルカテゴリーのPARKROYALブランドとして展開する。
東急ホテルズは、2022年8月にシンガポールを拠点とするインターナショナルホテルチェーンのパン・パシフィック・ホテルズ・グループとソフトブランド契約を結んでいて、両ホテルの総支配人には西川克志氏が就任している。
まずは、45階にあるメインバー「Bar Belluster」(58席)とモダンフレンチの「Restaurant Bellustar」(36席)。どちらも、窓の開口が最大限に大きくとられる3層吹き抜けの圧倒的な眺望で、天空の別世界が広がっている。今回は昼の景色だが、特にバーは夜にはまったく別の顔を見せるはずだ。どちらにも大巻伸嗣氏の彫刻が天井から吊され、「Restaurant Bellustar」にある彫刻は時間の流れとともに動く幻想的な模様を壁に映し出しているので注目してほしい。
ゲストルームとしては、39~44階に客室、45~47階にペントハウス5室、47階にはスパを用意している。客室数は97室。価格帯は1室あたり10万円以上の設定となっている。料金は時期によって異なるので、公式サイトで確認してほしい。現在5月19日開業に合わせ、客室タイプを限定して予約受付を開始していて、Opening Offer料金の設定が設けられている。