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11月4日に成田発の直行便が再開するタヒチ。最新の旅行事情を聞いた
2022年8月18日 07:00
- 2022年8月4日 実施
南太平洋の中央部、ちょうど赤道を挟んでハワイの反対側に位置するタヒチ。正式名称はフランス領ポリネシアで、美しい海や緑あふれる山々が印象的な、118の島々が点在する。
そんなタヒチへの成田からの直行便が、11月4日に再開する。これを受けて、タヒチ観光局がメディア向けのオンラインイベントを開催。現在のタヒチのトラベル事情について説明した。
エア タヒチ ヌイで行くタヒチ
まず、タヒチの航空会社「エア タヒチ ヌイ」広報の武知亜紀氏が成田からの直行便再開について説明した。
日本からタヒチまでは直行便で約11時間。11月4日~2023年3月25日の冬期は週1便のフライトだが、2023年3月26日~10月28日の夏期は週2便となり、2泊4日、3泊5日、6泊8日など、さまざまな旅行日程が可能になるという。
タヒチには朝に到着するので、その日からしっかりマリンアクティビティなどが楽しめる。また、成田には午後の早い時間に到着するので、帰国した日にも予定を組むことができ、利便性が高い。
機内は美しいラグーンをイメージしており、座席はポエラヴァビジネス(ビジネスクラス)、モアナプレミアム(プレミアムエコノミークラス)、モアナエコノミー(エコノミークラス)の3クラス制で、すべてのクラスにアメニティを用意している。
チェックインカウンターでは、スタッフと乗客が直接触れ合うことがないように配慮しているほか、すべての乗客に2枚の医療用マスク、アルコール除菌ジェルボトル、除菌シートが入った衛生キットを配布。機体は駐機ごとに消毒薬を用いた清掃を行ない、シートポケット内の安全のしおりは一度のみの使用にする、といったコロナ感染対策を採っている。
コロナ感染対策が順調に進むタヒチ
タヒチ現地の新型コロナの現状については、タヒチ観光局の野呂泰誠氏が説明した。タヒチでは8月を前に感染者が増えてきたが、現在は安定。亡くなった人も3か月以上おらず、コロナ対策がうまくいっている状況。「観光するには問題ない状態になっていると言えます」と野呂氏。
外務省の感染症危険度レベルもタヒチはレベル1。入国条件についても、2回のワクチン接種証明書のみで、PCR検査は必要ない。ただし、アメリカを経由してタヒチに入国する場合は、アメリカでPCR検査が必要になるので注意したい。
タヒチから帰国する際も、出国前72時間以内に検査を受け、医療機関などによって発行された陰性の検査証明書を入国時に検疫所に提示すれば、空港での検査や入国後の待機は不要。感染症危険度レベルが低いタヒチは、帰国時の負担も少ない。
現地でのPCR検査が必要になるものの、検査可能な病院の情報はタヒチ観光局のWebサイトで確認できる。現在は英語だが、日本語に対応予定とのことなので、海外旅行時の不安要素が軽減できそうだ。
タヒチで最近人気のアクティビティ
タヒチのアクティビティと言えば、マリンレジャーのシュノーケリングやダイビング。世界中から多くの人がマリンレジャーを楽しむためにタヒチを訪れる。だが海だけでなく、山を楽しむこともでき、最近人気があるのはトレッキングなのだそう。タヒチの島々には2000mを超える高さの山もあり、本格的なトレッキングコースから、ファミリーで楽しめるウォーキングまで、さまざまなコースが用意されている。
直行便再開を記念してキャンペーンを開催予定
このようなタヒチの盛り上がりを受けて、タヒチ観光局では「Time for Tahiti ~今、タヒチを想う~」キャンペーンを実施予定。海や山、文化など6つのテーマで情報を配信する。コンテストのほか、11月中にエア タヒチ ヌイに搭乗してタヒチを訪れた日本人全員に、タヒチの黒真珠(タヒチアン・ブラックパール)のプレゼントも予定している。
詳細については、タヒチ観光局のWebサイトやSNSなどで確認を。「どれくらいの大きさのパールで、どれくらいのクオリティかは、もらってからのお楽しみ。タヒチ旅行の思い出の1つにしてもらえたら」と、タヒチ観光局PRマネージャーの尾上虹華氏は言う。
タヒチ直行便の再開は11月4日からとまもなく。タヒチに興味のある人は、コロナ感染者数の状況などを見つつ、旅行を計画してみてはいかがだろうか。