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小田急、駅のバリアフリー設備の整備と更新を推進。1回の乗車につき10円加算へ
「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用
2022年8月4日 18:00
- 2022年8月4日 発表
小田急電鉄は、「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、バリアフリー設備の整備を推進する。
これまで、駅構内のバリアフリー化に向け、段差を解消するエレベーターなどの昇降機やスロープの設置、バリアフリートイレの全駅への設置などを進めてきた。また、ホーム上の事故を防止するホームドアは、新宿駅など1日あたり10万人以上の利用者がある駅で優先的に整備するなどして、現在までに8駅に導入している。
今回、年齢や障害の有無に関わらず一層安心して移動できる環境整備のため、利用者が薄く広くバリアフリー化のための資金を出す「鉄道駅バリアフリー料金制度」の活用を国土交通省に届け出た。2032年度を目標に新宿駅から本厚木駅までの全駅にホームドア設置を完了するなど、従来ペースから設置を加速していくほか、ホームと車両床面の段差・隙間の縮小を進める予定。また、老朽化した昇降機や誘導案内のための運行情報提供設備等の更新も推進する。なお、収受開始は2023年3月ごろを予定している。