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キャスター・ハンドル装備で持ち運びしやすいポータブル電源「SuperBase Pro」
2022年7月21日 12:32
ゼンデュア・ジャパン(ZENDURE Japan)は、スーツケースのようなキャスターやハンドル付きで持ち運びしやすい大容量ポータブル電源「SuperBase Pro」の一般販売をスタートする。7月22日から公式オンラインストアでの先行販売が開始され、29日から全国の家電量販店でも販売される。
同商品は、6つのACコンセントのほか、100W出力に対応したUSB-Cポート、シガーライターソケットなど、合計14の出力ポートを備えたポータブル電源。三元系リチウム(Li-NMC)を使用することで2096Whの大容量を実現した「SuperBase Pro 2000」と、リン酸鉄リチウム(LiFEPO4)を用いた1440Whの「SuperBase Pro 1500」の2商品をラインアップする。
キャスターやハンドルがあり、持ち運びがしやすいだけでなく、高出力も特徴で定格2000W、瞬間最大4000Wに対応。出力する機器によって電圧と電流を調節することで定格以上の3000Wまでの機器を動作させられるAmpUp機能や、通常はパススルーで運用し、停電時には自動的にバッテリー駆動に切り替える簡易UPS機能も搭載している。大容量でありながらも、約2時間でフル充電が完了する。
また、4Gでのモバイル通信やWi-Fi接続にも対応しており、スマートフォン向けの専用アプリから遠隔でバッテリー残量を確認したり、各種設定のON/OFFを行なったりできる。GPSにも対応している。なお、モバイル通信については、購入から1年は無料で利用可能で、2年目以降は有料(年額1万5000円程度になる予定)となる。
価格は、SuperBase Pro 2000が28万9000円、SuperBase Pro 1500が24万9000円。SuperBase Pro 2000については8月中旬に発売される予定。
このほか、ファンレス設計の中容量モデル「SuperBase M」シリーズもあわせて発売となる。1000Whの「SuperBase 1000M」が13万9000円、609Whの「SuperBase 600M」が9万9000円で販売される。
ゼンデュア・ジャパン カントリーマネージャーの小原祐樹氏によれば、2013年に米国で設立されて以来、デザイン性や新技術に着目して小型のモバイルバッテリーを開発し、日本でも2020年6月から販売を行なってきた。
2020年に3億3000万ドルだった世界のポータブル電源市場は、毎年7.5%増のペースで成長し、2025年には4億7000万ドル規模にまで拡大するといった調査結果もあり、同社では、2021年以降を第2期と位置づけ、大型の電源製品に力を入れていく方針だとしている。