ニュース

ゼンリンとMoT、3万台のドラレコ映像を活用した地図情報メンテナンスを全国の高速道路で試験運用

2022年5月10日 発表

ゼンリンとMoTはドラレコ映像を活用した地図情報メンテナンスの試験運用を開始した

 ゼンリンとMobility Technologiesは、ドライブレコーダーデータをもとに、AI技術などを用いて地図のメンテナンスに活用する「道路情報の自動差分抽出プロジェクト」について、全国の高速道路を対象に試験運用を開始した。

 MoTが展開するAIドラレコサービス「DRIVE CHART」が、全国3万台以上のタクシーやトラック、営業車の道路情報データを収集。全国の高速道路の総距離約3万kmのうち約9割を1か月で走行する網羅性を有している。試験運用では、高速道路の規制標識の変化を自動で検出する。

 このほか、AIによる数値の読み取りが困難な高速道路上のLED式速度制限標識を追跡し、LEDの数値がはっきり見える瞬間を自動的に選んで読み取りを行なう技術も開発している。

LED式の速度制限標識の数値がはっきり見える瞬間を自動的に選んで読み取りを行なう技術も