ニュース
海老名SAにEVオーナー限定のラウンジがオープン! 絶滅危惧食材を使った無料バーガーを食べてきた
2022年2月17日 16:37
- 2022年2月17日~3月16日 実施
東名高速道路のEXPASA海老名(下り)に2月17日、EVオーナー限定のラウンジ「GREEN LOUNGE」がオープンした。3月16日までの期間限定。
これは、脱炭素に貢献する電気自動車(EV)をサステナブルな観点から普及させるための日産自動車とNEXCO中日本による協同プロジェクト「GREEN PASS powered by NISSAN」の取り組み。ラウンジ設置と併せて、東名・圏央道5か所のSA/PA内でEVオーナーのみが優遇を受けられる「GREEN COUPON」の配布もスタート。本稿では、前日に報道向けに行なわれた体験会の様子をレポートする。
GREEN LOUNGE概要
期間: 2022年2月17日~3月16日
営業時間: 10時~18時
所在: EXPASA海老名(下り)EV充電ステーション付近
この「GREEN PASS powered by NISSAN」プロジェクトの特徴は、日産車だけでなく、すべてのメーカーのEVオーナーが対象というところ。サービスを受けるには各メーカー公式の車両連携アプリを現地スタッフに見せるだけ。さらにラウンジ利用者には絶滅危惧食材で作られた「GREEN LOUNGE BURGER」とペアドリンクが無料で提供される。この無料提供は同行者(1組4名まで)もOK。
「GREEN LOUNGE」のコンセプトは“サステナブル”ということで、インテリアに使われている家具はすべて地球にやさしい段ボールやリサイクル素材で作られている。脱炭素に貢献するEVオーナーにふさわしい空間なのだ。
ラウンジ内の椅子「やすらぐほど充電できる椅子」がこれまたおもしろい。もちろんこの椅子も段ボールでできているのだが、なんとここに座ると、外のリーフから電気が供給され、横に置いたスマホがワイヤレス充電できる。
続いてEVオーナーに無料で提供する「GREEN LOUNGE BURGER」。これは気候変動によって、いつか食べられなくなるかもしれない食材を使って作られたバーガーで、ミシュラン一つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ鳥羽周作氏が監修したもの。
試食させてもらったが、りんごの甘さとスパイスの香りが絶妙で実に美味しい。(牛肉やトマトが、もしかしたら将来食べられなくなるのか……)と、地球規模とはいえ気候変動の影響を考えるきっかけになるはずだ。そんなバーガーに合わせて提供されるのはジンジャエールとほうじ茶をミックスしたスペシャルドリンクで、こちらも絶滅危惧食材を使っている。
ちなみにバーガーに使用している絶滅危惧食材は、牛肉/卵、トマト、レタス、りんご、根セロリ、小麦粉/とうもろこし。例えばりんごは「高温下での栽培が難しいため、気候変動により収穫量が減少している」のだとか。トレイ上のペーパーに、それらの食材についての説明があるので目を通してみてほしい。
5か所のSA/PAで使える「GREEN COUPON」も、日産車以外のすべてのブランドのEVオーナーに向けた特別特典だ。EXPASA海老名(下)、厚木PA(内・外)、足柄SA(上・下)にある21の店舗が対象で、こちらも各メーカー公式の車両連携アプリを提示してEVオーナーであることを証明できればOK。
例えば、メロンパンで有名な海老名SA内の「ぽるとがる」では、700円以上購入すると「お好きなパン1点プレゼント」。海鮮三崎港では単品で1000円以上の注文で「穴子の一本握りサービス」などの優遇がある。
また同日、日産グローバル本社で「GREEN PASS powered by NISSAN」発表会が行なわれ、登壇した日産自動車 日本マーケティング本部 Division General Managerの増田泰久氏からプロジェクトの概要説明などが行なわれた。続いて賛同企業であるNEXCO中日本グループ 中日本エクシス 代表取締役社長の三宅広通氏が登壇。またゲストとして、日産アリアの会員サイト「CLUB ARIA」にも登場している女優の黒谷友香さんも登場し、クロストークやフォトセッションを行なった。