特別展「最澄と天台宗のすべて」が京都国立博物館に。4月12日～5月22日

京都国立博物館は特別展「最澄と天台宗のすべて」を実施する

　京都国立博物館は、特別展「最澄と天台宗のすべて」を4月12日～5月22日に実施する。

　東京国立博物館、九州国立博物館を巡回した展覧会の最終会場。日本に天台宗を広めた伝教大師最澄の1200年の大遠忌を記念し、日本天台宗の始まりからその教えの広がり、天台思想が生んだ文化、現代へのつながりを、全国の名宝でたどっていく。国宝23件、重要文化財71件を含む天台の名品130件が、京都に集結する。

国宝23件、重要文化財71件を含む天台の名品130件が京都に集結

　延暦寺での日本天台宗の開宗から、東叡山寛永寺を創設して幕府と強固なつながりを得た江戸時代に至るまでの天台宗の歴史を紹介する。貴重な秘仏や寺外初公開となる仏像も登場するほか、比叡山延暦寺の総本堂である「根本中堂」の再現展示も行なう。

　観覧料は、前売券が一般1600円、大学生1000円、高校生500円で、当日券が一般1800円、大学生1200円、高校生700円。また、前売りの早割ペアチケットを3000円で販売する。さらに、滋賀・日吉大社所蔵「重要文化財 日吉山王金銅装神輿（樹下宮）」の「神猿」をあしらったオリジナル手ぬぐいがセットとなった数量限定の前売り券も、2800円で販売する。

国宝 聖徳太子及び天台高僧像 十幅のうち 最澄

国宝 伝教大師入唐牒

国宝 伝教大師請来目録 最澄筆

重要文化財 聖観音菩薩立像

勅封唐櫃

日吉山王金銅装神輿

重要文化財 空也上人立像