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比叡山延暦寺、「不滅の法灯」の分灯式。全国行脚は「2か月程度延期」

2020年4月2日 実施

比叡山延暦寺が不滅の法灯の分灯式を実施した

 比叡山延暦寺は4月2日、「不滅の法灯」の分灯式を根本中堂で実施した。

 不滅の法灯は、延暦7年(788年)に天台宗の開祖・最澄が灯して以来、1200年以上消えていないと言われる灯火。2021年6月が最澄の遷化(没後)1200年にあたることから、「最澄を身近に感じてほしい」と全国を4地区に分けて、分灯とともに天台宗各寺院を行脚する予定になっている。

 式には「伝教大師最澄1200年魅力交流委員会」の委員長を務めるサントリーホールディングス 代表取締役副会長の鳥井信吾氏、副委員長の京阪ホールディングス 代表取締役会長CEO 加藤好文氏、同じく副委員長の滋賀県知事 三日月大造氏、委員の京都府知事 西脇隆俊氏らが参加し、4つの灯籠に分灯を灯した。また、比叡山親善大使の森友嵐士氏がイメージソングの歌唱を行なっている。

 なお、新型コロナウイルスの感染が拡大している現況を受けて、4月2日開始予定だった全国行脚は「2か月程度延期」するという。