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採れたて北海道いちごを和スイーツに! 餡と求肥で包んだ絶品大福を食べてきた
JALスカイ札幌、もりもとが6次産業化
2022年1月18日 07:00
- 2022年1月13日~14日 収穫支援
- 2022年1月15日~16日 販売
JALスカイ札幌ともりもとは、「至福のいちご大福『ゆめ』」で使用する北海道いちごの収穫支援と販売を共同で実施した。1月13日~14日にこのいちごを生産している苫東ファームで2社による収穫支援を行なったほか、15日~16日には、もりもと千歳本店と新千歳空港店で限定販売も行なっている。
JALスカイ札幌ともりもとによる生産(1次産業)、加工(2次産業)、販売(3次産業)を融合して行なう「6次産業化」で、地域経済の活性化や雇用の場の創出、地域経済の循環などを狙い、SDGs(序族可能な開発目標)とCSV(共通の価値の創造)の同時実現を目指す。
このような共同企画は、仁木町のさくらんぼを収穫支援して、そのさくらんぼを使ったショートケーキやチーズタルトなどの商品を販売したり、千歳市のハスカップの収穫支援をして洋菓子「ハスカップジュエリー・ヌーボー」を共同販売したりと、これまでも取り組んでおり、今回の苫東ファームの北海道いちごが第3弾になる。
2021年12月のクリスマス繁忙期にも苫東ファームでいちごを収穫、使用したクリスマスケーキを販売しており、北海道いちごを使った共同企画としては第2弾でもある。
1月は北海道産の冬いちごの収穫量が1年で一番多くなる時期で、もりもとではいちごフェア「冬に輝く北海道いちご」(1月14日~30日)を開催し、「至福のいちご大福『ゆめ』」のほか、いちごを使ったスイーツの販売を通して北海道いちごの需要増と認知拡大を狙っている。
今回の北海道いちご収穫支援には、JALスカイ札幌からカウンター・ゲートの接客スタッフ3名と運航管理業務スタッフ1名、地域活性事業室から2名の計6名が参加。もりもとからは店舗の販売スタッフ1名、和菓子職人2名の計3名が参加。さらにもりもと 代表取締役社長の森本真司氏と苫東ファーム 代表取締役副社長の松井正人氏が収穫支援作業を見守った。苫東ファームのスタッフに収穫時のいちごの選び方や摘み取り方などを指導されながら、慎重に赤く色づいた「やよいひめ」という品種のいちごを収穫。
昼食時間には、もりもとの和菓子職人によって同じ苫東ファームで栽培されている「よつぼし」という品種のいちごを使った「至福のいちご大福『ゆめ』」への加工デモンストレーションと試食が行なわれた。
最初にヘタを一つ一つ手で取り除き、慣れた手つきでヘタの付いていた側の半分ほどを餡(道産エリモショウズ使用)で包んだのち、求肥(ぎゅうひ)を伸ばしていちごを薄く包んでいく……。こうして手作業で作るため、1日に生産できる数は限られる。
求肥に包まれたいちごと餡が透けて見えている「至福のいちご大福『ゆめ』」は、甘味と酸味のバランスを考えて、いちごそのものを味わえるようにと、餡と生地は極力少なくしたという。
試食では一口で大福を口に入れ、噛みしめると皆さん「美味しい!」と会場は幸せそうな表情で溢れた。筆者も試食させていただいたが、柔らかい求肥といちごの歯応えを感じつつ、餡のほどよい甘みといちごの甘酸っぱさが相まって、すぐにもう一つ食べたくなるような美味しさだった。
共同収穫支援に参加したメンバーはこのあと、「至福のいちご大福『ゆめ』」で使用する冬いちご「よつぼし」の剪定作業を行ない、そして14日も「やよいひめ」の収穫作業を支援した。
もりもと新千歳空港店では1月15日に、実際に収穫支援をしたJALスカイ札幌のスタッフ4名がもりもとスタッフとともに「至福のいちご大福『ゆめ』」の販売を行なった。
価格は5個入りが1100円で、当初用意した12箱は13時の販売開始から約45分で売り切れてしまい、急きょ追加で10箱入荷したが、JALスカイ札幌のスタッフがPR販売を終了する予定の15時まで2時間で完売となった。