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ロコンジェット北海道、新千歳で初便就航。草野社長「機内も演出にこだわった」
2021年12月2日 20:07
- 2021年12月1日 就航
AIR DOは12月1日、ポケモンの特別塗装機「ロコンジェット北海道」の運航を開始した。初便の新千歳(札幌)発~羽田行きのADO20便の出発前には、機体公開と就航セレモニーを行なった。
ロコンジェット北海道は、北海道と包括連携協定を結ぶAIR DOと株式会社ポケモンとの連携により実現したボーイング 767-300ER型機(登録記号:JA607A)の特別塗装機だ。
この機体は、就航前日の11月30日に羽田からフェリーフライトされて新千歳に到着。12月1日の就航セレモニーの前には、駐機しているナイトステイエプロンの86番スポットで機体を報道公開した。
左右非対称のデザインで、機体右のイエロー側がロコン、機体左のブルー側はアローラロコンという、これまで「北海道だいすき発見隊」として北海道のPRに貢献してきたポケモンキャラクターが描かれており、左右で印象の違う飽きのこないデザインとなっている。
ロコンとアローラロコンは機内の座席ヘッドレストカバーにもデザインされ、機体の塗装に合わせて右側座席はロコン、左側座席にはアローラロコンがそれぞれくつろぐ様子が描かれており、中央の座席には2匹が寄り添うようなデザインとなっている。また、ロコンのポケモン図鑑にちなみ、37列目の座席にも中央席同様のデザインを採用している。
新千歳空港の7番搭乗口前で行なわれたロコンジェット北海道就航セレモニーでは、AIRDO 代表取締役社長の草野晋氏が、初便式を無事行なうことができたことの喜びと、羽田でも大きな話題になることを期待しているとコメント。「機内でもロコンたちと一緒に旅をする演出にこだわっています。皆さまには短い時間ですが、ロコンたちの世界を味わっていただきたい」と搭乗客にメッセージを伝えた。
北海道副知事の小玉俊宏氏は祝辞のなかで、「ロコンジェット北海道の就航によりポケモンファンはもとより、新しい北海道ファンの開拓にも期待したい」と述べ、続いて北海道エアポート 常務取締役の富田秀樹氏はロコンジェットについて、「北海道の観光、食の魅力を発信できる架け橋になっていただけたら」と期待を寄せた。
最後に登壇したポケモン 執行役員の河本拓氏は、「全面塗装の機会を得て、本当に張り切ってデザインをさせていただいた。今日、この大きなジェットにデザインされたロコンを見て、非常にうれしく思っております」と喜びを表わし、「北海道の皆さまと一緒になって、このロコンを通じてさまざまなものをプロデュースしていきたい」とコメント。
初便の搭乗客にはロコンジェット北海道オリジナルグッズを配布。ADO20便は185名(+幼児1名)を乗せて12時22分にブロックアウト、12時33分にテイクオフした。