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AIR DO×ポケモンのロコンジェット北海道、デザイン公開。「1000年生きるキュウコンのように長期に魅力を発信」
2021年11月9日 16:48
- 2021年12月1日 就航
北海道とAIR DO、株式会社ポケモンは11月8日、北海道の観光振興と活性化を目的に、ポケモンキャラクターを使った特別塗装機「ロコンジェット北海道」を北海道庁で発表した。
北海道との包括連携協定はAIR DOが2011年11月に、ポケモンが2018年10月に締結しており、今までそれぞれが北海道の観光振興の活性化を図ってきた。今回の発表は同じ協定を結ぶ企業同士が力を合わせて、さらなる活性化を狙ったものだ。
AIR DO特別塗装機「ロコンジェット北海道」
発表会では、冒頭にAIRDO 代表取締役社長の草野晋氏、ポケモン 代表取締役COOの宇都宮崇人氏、北海道知事の鈴木直道氏の3名により、AIR DOのモデルプレーンの除幕式が行なわれ、特別塗装機のデザインを公開した。
デザインはポケモンが担当。ボーイング 767-300ER型機(登録記号:JA607A)の機体左側には、AIR DOのコーポレートカラーであるブルーを基調に、胴体全面と垂直尾翼に大きく描かれたポケモン「アローラロコン」。機体右側には、AIR DOのもう一つのコーポレートカラーのイエローで「ロコン」を描いている。
これまで北海道を道内外にPRする「北海道だいすき発見隊」に任命され、さまざまな活動をしてきたた2匹のポケモンをモチーフに、左右非対称で飽きの来ないデザインとなっている。
また、機内座席のヘッドレストカバーにもロコンたちが機体デザインに合わせて描かれており、機体左側座席には「アローラロコン」右側には「ロコン」がそれぞれくつろぐ姿を、中央席と37列目の座席には顔をのぞかせる2匹がデザインされている。
ドリンクサービス時にはCAがアローラロコンとロコンのオリジナルエプロンを着用し、この2匹を描いたオリジナル紙コップで提供する。ロコンジェット北海道機内限定で、希望者にはポストカードやステッカーの配布も予定している。
特別塗装機は12月1日に就航予定で、期間は約5年の予定。就航路線は羽田~新千歳/旭川/函館線など、1日6便程度を予定しており、運航前日に特設Webサイトで路線や便名を発表する予定になっている。また、特設サイトでは、ロコンジェット北海道にまつわる写真を集めたギャラリーコーナーや、12月1日の就航に向けてさまざまな情報を発信していく。
AIR DOの草野社長は、「昨年夏、株式会社ポケモンさまから北海道の観光振興の一環として、ご当地ポケモンの特別塗装機を活用できないか、というご提案をいただきました。航空業界、そして当社はコロナ禍で非常に厳しい状況でしたが、北海道に根ざした航空会社としてお役に立てる機会と思い、迷わず取り組ませていただくことにした」と連携の経緯を語った。
続いてポケモン 代表取締役の宇都宮氏は、「このキツネポケモン・ロコンは、進化をすると9つの尾があるキュウコンというポケモンに進化して、1000年生きるというふうに言われてるんですね。我々も北海道の魅力を長期にわたって国内のみならず、海外にも向けて発信していくお手伝いをしていきたい」と、ポケモンキャラクターになぞらえて思いを語った。
最後にコメントした鈴木知事は、「今、コロナの感染も少し落ち着いてきている状況ですが、感染対策、感染拡大防止に万全の備えをしながら、この北海道の翼・AIR DOのポケモンジェットに乗って、多くの方に北海道にお越しいただきたい」と述べた。
北海道と株式会社ポケモン連携事業
最後に、北海道とポケモンの連携事業の紹介も行なった。2019年以降、26の自治体の道の駅や地域の観光拠点などに設置されているポケモンキャラクターの描かれたマンホール「ポケふた」。
これはポケモンが地域振興のため全国の自治体に寄贈しているもので、今回新たに8枚のポケふたが旭川市、釧路市、帯広市、網走市、赤井川村、東川町、斜里町、えりも町へ贈られ、北海道は全部で34か所になった。
このほか、道内の企業とのアローラロコンとロコンを使ったオルゴールやお菓子などの商品も紹介した。
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