ニュース
リニューアルしたDMMかりゆし水族館に行ってみた! 光・音・映像で没入感の高い展示
2021年7月22日 12:00
- 2021年7月17日 リニューアル
2020年5月25日に沖縄県豊見城市でオープンした「DMMかりゆし水族館」(沖縄県豊見城市豊崎3-35)。海の生き物たちと映像コンテンツを組み合わせた新しいスタイルの演出が特徴で、空港からのアクセスのよさやショッピングモールに隣接している利便性などもあり、地元客・観光客双方から人気を博すスポットだ。
この7月17日からは、映像コンテンツと光・音の空間演出をリニューアルし自然の美しさや迫力をより一層体感できるようになった。
入場して最初に通されるのは、多面大型スクリーンが設置された「はいさいゲート」。迫力ある海の映像が広がり、5.1サラウンドシステムの音響と相まって自然のなかに吸い込まれるような気分になる。
はいさいゲートを出るといよいよ展示室へ。沖縄本島北部の「やんばる」の森をモチーフにした、木々に覆われた内装が特徴的だ。鳥や虫の声も響き、まさに森の中にいるような気分になる。
DMMかりゆし水族館の特徴の1つは、展示されている生き物についての解説の掲示板がないこと。そのため、自然のなかにいる雰囲気から現実に戻されることがない。
解説掲示の代わりに公式アプリを用意しており、生き物の解説、フロアマップなどはここから見ることができる。館内はWi-Fi完備なのでダウンロードやアクセスも安心だ。
動物エリアではカピバラやリクガメ、鳥類などが展示。このエリアでシンボル的にそびえる中央のタワーにはナマケモノが。
1日に20時間くらい寝ているそうだが、運がよければ吊り橋を渡ったり、柵の外に出たりする場面に出会えるそうだ。がっちりと檻に囲われておらず、手を伸ばせばすぐに触れそうな距離に生き物たちがいるのが魅力あるポイント。
入口からここまでは建物の2階。1階に降りると小ぶりの水槽が並ぶエリアや、頭上を魚が泳ぐ「ちゅらさんリーフ」、クラゲが泳ぐ円柱水槽が並ぶ「クラゲよんなー」エリアなどがある。
クラゲよんなーでは、7月17日から9月30日まで夏季シーズン限定の演出を展開中。海の底に緑の森が広がっていたら……というイメージを光で演出。清涼感あふれる癒しのエリアだ。
クラゲのエリアの先は館内で一番大きな水槽のあるエリア。その大水槽の前はカフェスペースになっており、5枚のアクリルパネルが並ぶバーチャル水槽でも迫力ある映像が楽しめる。
18時からはミュージックバーとして営業しているが、現在はアルコール販売はしていない。しばらくはノンアルコールで楽しみたい。
入館料金は、大人(18歳以上)2400円、中人(13~17歳)2000円、小人(4~12歳)1500円。スマホをかざして入場できるWebチケットも販売している。営業時間は10時~21時(入場は閉館の1時間前まで)。年中無休だが、変更の場合もあるので開館日、営業時間はWebサイトやアプリで確認されたい。
開業から1年2か月。オープン時はちょうど新型コロナの第1波のただなかで、さまざまな苦労もあったかと察するが、感染防止対策を徹底してこれまでクラスターなどは生じていない。
通常なら21時まで営業しており、夜のデートスポットとしてもお勧め(※7月17日現在は20時までの営業)で、家族連れやカップルはもちろん、おひとりさまでも十分楽しめる場所だ。