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横浜市、臨港パーク先端部に人工海浜や展望スポット計画。整備着手に向け意見募集。2023年度供用開始目指す

2021年7月8日 発表

横浜市が「臨港パーク先端部」の整備に向けて意見募集を開始

 横浜市は7月8日、臨港パーク先端部等の整備に関する意見募集を開始することを発表した。7月8日~8月8日に、はがきや電子申請システムで受け付ける。

 パシフィコ横浜の海側に広がる臨港パークのうち、先端部は未整備となっており、“みなとみらい21地区開発の総仕上げ”として整備を推進。横浜市の2021年度予算においても、「臨港パーク先端部等未整備部の工事」で9億5000万円を計上している。

 整備イメージでは、先端部に展望ゾーンを設けるほか、大部分をアマモや貝殻が生息する藻場・浅場とし、手前に人工海浜を設置。自然観察や環境学習を行なえるエリアとなるだけでなく、赤潮の発生原因となる窒素やリンを吸収することによる水質改善や、稚魚の成育や産卵の場となる効果を狙う。

 7月8日に開始した意見募集はアンケート形式で、基本計画は「景観・自然・新たな交流が楽しめる、賑わいある親水空間を創出したいと考えています」との考えを基本にした、

・みなとみらい21地区の景観や都心臨海部の立地特性を最大限活かした、新たな観光スポットを形成
・人が憩い、海に触れながら自然観察や環境学習を行なえるエリアとして整備
・新たな交流やライフスタイルが生まれる施設を導入
・民間活力の導入により、より魅力的な活動・体験空間を創出

の4視点に基づき、それぞれについて、どのような施設などの導入が望ましいかと問うものとなっている。

 今後、集まった意見をもとにゾーニングや導入施設を設計するなど、2023年度供用開始を目指して検討を進める。

意見募集の告知チラシ