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「インターコンチネンタル横浜 Pier 8」内覧会レポート。「横浜ハンマーヘッド」に10月31日開業

2019年10月31日 開業

 横浜みなとみらい21新港地区で、新港ふ頭客船ターミナルが横浜市と連携して開発を進めてきた新しい客船ターミナル「横浜ハンマーヘッド」が、10月31日に開業する(関連記事「横浜・新港ふ頭の客船ターミナル『横浜ハンマーヘッド』内部を公開。港+商業エリア+ホテルの複合施設」)。

 横浜ハンマーヘッドは、日本初となる商業施設とホテルが一体となった客船ターミナルであることが大きな特徴だだが、そのホテルとして入居した「インターコンチネンタル横浜 Pie 8」について、本稿でレポートする。

横浜ハンマーヘッドに入居する「インターコンチネンタル横浜 Pie 8」

 インターコンチネンタル横浜 Pie 8のエントランスは、横浜ハンマーヘッドの正面からみて右手、9号ふ頭側に位置している。エントランスを入ると、上層階へ移動するエレベーターホールがあり、ホール中央には2階へと続くらせん階段が設置されている。ホール壁面は波のような模様が施され、階段に取り付けられた照明で浮かび上がるらせん階段が、ゴージャスな雰囲気を醸し出しすとともに、滞在型リゾートとしての期待感を高めている。

インターコンチネンタル横浜 Pier 8は、横浜ハンマーヘッドの1階と2階の一部、3階から5階を占めている
エントランスは、横浜ハンマーヘッドの右手、9号ふ頭側にある
エントランスを入るとエレベーターホールがあり、ホール中央に2階へ続くらせん階段がある

 2階には、チェックインカウンターと、ラウンジスペースを用意。ラウンジスペースにはカクテルやドリンクを楽しめるバーカウンターを備えるレストラン&バー「Larboard」がある。レストランではフルコース料理が基本となっており、一部アラカルトも用意。また、レストラン横には大型のテラスが用意され、テラスに設置されているテーブルで横浜港を一望できる眺望を楽しみながら食事が可能だ。もちろん、室内も大きな窓から眺望を楽しめる。

らせん階段を登った2階にチェックインカウンターがある
チェックインカウンターの横に、レストラン&バー「Larboard」があり、横浜港の景色を楽しみながら食事ができる
バーカウンターでお酒を楽しむことも可能
グランドビアのが設置され、生演奏が繰り広げられる
Larboardでは、フレンチのフルコースがいただける。こちらは1万5000円のコースの例だ
レストラン横には大きなテラスがあり、そちらで海風を感じながら食事を楽しむことも可能だ

 客室は3階から5階に、全部で173室を用意。各階の角にはスイートルームが12室用意され、広さは81~133m 2 。3階から4階にかけては、広さが45~46m 2 のデラックスルームが94室ととアクセシブルルームを2室用意し、いずれも海の見える配置となる。また、建物の内側3階より上は吹き抜けとなり、3階部分には日本庭園風の中庭を用意。そして、その中庭に面するデラックスガーデンサイドルームが17室用意される。デラックスガーデンサイドルームは、海側のデラックスルームよりも広く60~73m 2 となる。

デラックスルーム

ツインベッドを備えるデラックスルーム
海側は一面が窓となり、サンルームのようにくつろげるようになっている
ミニバーにはコーヒーなどを用意
ミニバーを閉じると、海や旅をイメージした旅行トランクのような見た目となる
このように、窓を全開にできる点が大きな特徴となっている
デラックスルームには、ダブルベッドを備える部屋もある
ベッドルームには大型テレビとテーブルを用意
ベッドルーム横に、室内や外の景色が見えるようにバスルームを設置
深いバスタブがあり、ゆったりと疲れを癒やせる
洗面台には大きな鏡が設置され、広々としている

デラックスガーデンサイドルーム

建物内側の中庭に面したデラックスガーデンサイドルーム。デラックスルームよりも広々として、大型のソファーも設置されている
窓からはこのように内側に用意された中庭が見渡せる
ベッドはダブルベッドとなる
独立した大型のバスタブを用意
シャワーブースも広々としている
こちらは、ツインベッドを設置するデラックスガーデンサイドルーム
バスルームから中庭が望める
バスルームには洗面台が2つ用意され、別途シャワーブースもある

コーナースイートルーム

各階の角にあるコーナースイートルームのエントランス
部屋に入ると、広々としたリビングルームが現われる
バーカウンターにはシンクや湯沸かし器、電子レンジも設置されている
ベッドルームは2面が大きな窓となっており、海や周囲の景色を楽しめる。もちろん窓は全開可能だ
スイートルームには小さなテラスがありこちらでも景色を楽しめる
バスルームも広々としており、もちろんこちらからも外の景色が堪能できる

シグネチャースイートルーム

広さ133m2、2室しかない最上級客室のシグネチャースイートルームは、エントランスからしてゴージャスだ
広々としたリビングルーム。家具も含めて他の部屋とは違う高級感がある
このようなオシャレな暖炉も設置されている
ダイニングスペースも用意され、こちらにシェフを招いて食事を楽しむことも可能だ
ベッドルームは2面が窓で占められ、海の景色を堪能できる
もちろん窓は全開し、海風を楽しめる
テラスには椅子が置かれ、ゆったり景色を楽しめる
バスルームも広々としている
こちらにはジャグジーが設置されている
ジャグジーに浸かりながら景色を楽しめる

 5階は、ワンランク上の滞在が楽しめる「クラブインターコンチネンタルフロア」となり、広さ46m 2 のクラブインターコンチネンタルルームや、中庭に面する広さ60~73m 2 のクラブインターコンチネンタルガーデンサイドルーム、シグネチャースイートルーム、コーナースイートルームが用意される。また、同じく5階には、クラブインターコンチネンタルフロア宿泊者のみが利用できるラウンジ「クラブインターコンチネンタルラウンジ」が設置され、ドリンクや朝食などを無料で楽しめる。

5階はクラブインターコンチネンタルフロアとなっており、5階客室の宿泊者のみが利用できる「クラブインターコンチネンタルラウンジ」が設置されている
約400m2の広々としたラウンジで、特別なおもてなしを受けられる
クラブインターコンチネンタルラウンジでは、ドリンクや軽食、朝食を楽しみいながらゆったりと過ごせる
窓からは横浜湾やベイブリッジを一望できる
会議室も設置されており、プライベートな会合にも利用できる

 屋上には全フロアの宿泊者が利用できる屋外ラウンジ「Rooftop 1859」を設置。横浜港が1859年に開港したことから、この名前が付けられたという。Rooftop 1859では、船が出入りする横浜港の様子やベイブリッジ、周辺の夜景などを眺めながら朝食や軽食、カクテルなどのドリンクを楽しめる。部屋からの景色も素晴らしいが、Rooftop 1859から横浜港の景色を眺めながらの朝食や、夜景を楽しみながらのカクテルも格別のはずだ

屋上には、全フロアの宿泊者が利用できる屋外ラウンジ「Rooftop 1859」を設置
当日は大雨だったが、晴れていればこちらで景色を眺めながらドリンクを楽しめる
横浜港の景色を楽しみながらの朝食は格別だろう
Rooftop 1859からは、ハンマーヘッドクレーンも目の前に見える