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ウェザーニューズ、座礁や混雑など海難事故リスクを自動検知するサービス提供

2021年4月5日 発表

ウェザーニューズは座礁リスクなどを自動検知する陸上運航管理者向けサービスの提供を開始する

 ウェザーニューズは4月5日、海運業界向けに「NAR(Navigation Assessment & Routeing)サービス」を開発し、2021年5月から提供を開始する予定であることを発表した。

 これまで陸上から船舶の座礁リスクを把握するシステムは存在せず、ウェザーニューズでは、世界で初めて、陸上運航管理者向けに座礁の危険性を自動検知して通知することができる「座礁対策支援サービス」を開発。

 船舶の航路データをベースに、浅瀬や船舶の混雑エリアなどの危険性の高い区域の接近を計画、または接近、航行した場合、もしくは計画航路から逸脱した場合に、自動でアラート通知する。

 今後、NARでは台風接近時の強風による走錨リスクや、荒天時の船体動揺リスクなどの通知も追加し、さまざまな航海リスクの対策支援へと拡張していく。また、2022年までに、温室効果ガスの排出削減など海運の環境貢献を支援するさまざまな「環境支援サービス」を順次リリースしていく計画で、座礁対策支援も海洋の環境保護につながることから、本サービスをその第1弾に位置付けるとしている。

座礁対策支援サービス画面イメージ
座礁対策支援サービスの流れ