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新幹線に「リモートワーク推奨車両」。会話漏れを防ぐ「情報マスキング音」でWeb会議も安全
2021年1月27日 11:53
- 2021年2月1日 開始
JR東日本(東日本旅客鉄道)は、新幹線の座席でもWeb会議を実施可能な車両「リモートワーク推奨車両」を設定し、利用動向や課題を調査する実証実験を2月1日から実施する。
乗車券・新幹線を購入し、対象列車に乗車して「リモートワーク推奨車両」へ移動することで体験可能。座席指定はなく、B席・D席以外の空いている座席を利用できる。満席の場合は利用不可となる。なお「はやぶさ」は全席指定席のため、自由席特急券だけでは乗車できない。
また今回の実証実験では、快適で効率的なリモートワークを実現するため、各企業と連携する。
新幹線オフィスで体験可能なツール
Wi-Fiルーター(KDDI)
個別のWi-Fiルーターを無料で貸し出す。auのLTE回線を利用できる。
メガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」(Think Lab)
メガネ型のウェアラブルデバイスで、3点式眼電位センサー・加速度センサー・ジャイロセンサーがまばたきや視線移動をキャッチし、集中状態を測定する。利用時は専用のアプリのダウンロードが必要となる。
スピーチプライバシーシステム「VSP-2」(ヤマハ)
リモートワーク推奨車両車内で「情報マスキング音」を流すことで、周囲への会話漏れを軽減。会話内容を第三者に聞かれる「漏洩」と周囲の会話が作業の妨げになる「侵害」を防ぎ、プライバシーを守る。