都内で宿泊療養施設の課題をロボットで解決する実証実験

RoBoHoN（左）とAGV（自動搬送装置）

　シャープマーケティングジャパンは、8月27日～28日に都内のホテルで実施される「宿泊療養施設等の感染症対策に向けた実証」に参画し、RoBoHoN（ロボホン）などを提供する。

　今回の取り組みは、東京都の「Tokyo Robot Collection」事業の一環として実施されるもので、感染症対策の1つとして都が運営する宿泊療養施設での課題をロボットを用いることで解決することを目的としている。

　実際の宿泊療養施設に近い構造のホテルルートインGrand東京浅草橋で実施され、受付や客室とのコミュニケーション、搬送、清掃など、さまざまな業務を各種ロボットが受け持つ。

　同社では、非対面・非接触での受付応対用にモバイル型ロボットのRoBoHoNを提供するほか、シーツやタオルといったリネン類や歯ブラシなどのアメニティ類を客室に届けたり回収したりする搬送シミュレーション用にAGV（自動搬送装置）を提供する。RoBoHoNは客室にも設置され、スタッフへの問い合わせなどを音声で行なえるようにする。