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世界遺産 富岡製糸場の国宝「西置繭所」保存整備工事が終了。10月3日グランドオープン
2020年8月24日 17:22
- 2020年8月24日 発表
- 2020年10月3日 グランドオープン
群馬県富岡市にある世界遺産「富岡製糸場」は、国宝「西置繭所」の6年にわたる保存整備工事が終わり、10月3日にグランドオープンすると発表した。
富岡製糸場の保存整備計画で最初の事業として着手したた国宝「西置繭所」の工事が5月に完了。文化財として保存する一方、積極的な活用との両立を目指し、ギャラリー(資料展示室)と多目的ホールがハウスインハウスの手法を用いて整備された。
ギャラリーでは、富岡製糸場で保存されてきた歴史的資料の実物を常設展示。115年間の女性従業員の作業着の変遷をミニチュアサイズで再現するなど、富岡製糸場の創設、富岡製糸場で働き暮らした女性たちの生活、生糸づくりの作業(製糸工程)について、ビジュアルで分かりやすく展示解説している。さらにスマートフォンアプリを活用した音声ガイドを導入し、声優・武内駿輔さんと浪曲師・玉川太福さんの2種類のガイドを用意する。
また、10月3日と4日にはグランドオープン記念イベントとして、浪曲ガイドの実演、オルガンコンサートなどを予定している。