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富岡製糸場の国宝「西置繭所」、10月3日~4日に開業記念イベント。10月末からレゴで作った世界遺産の展示も

2020年10月3日 開業

富岡製糸場の国宝「西置繭所」が10月3日にグランドオープンする

 群馬県富岡市は、世界遺産「富岡製糸場」(群馬県富岡市富岡1-1)の国宝「西置繭所(西繭倉庫)」が、保存整備工事を終えて10月3日にグランドオープンすると発表した。

 保存整備計画のうち最初の事業として着手した西置繭所の工事は5月に完了しており、文化財の保存だけでなく、ギャラリー(資料展示室)と多目的ホールの設置も行なっている。

 ギャラリーでは、富岡製糸場の創設から工女たちの暮らしぶり、製糸工程などをビジュアルで表現した展示を行なっており、多目的ホールは耐震補強の骨組みを利用したガラス張りのハウスインハウス型で設置、イベントを実施しながらガラス越しに建物の様子を見ることができる。

 場内ではスマートフォンアプリ(無料)をダウンロードすることで、見どころを案内する音声ガイドを利用できる。ガイドには2種類あり、展示資料や建物の特徴などを声優の武内駿輔さんが紹介するメインガイドと、2階の漆喰壁の落書きや煉瓦積みの様子などを、浪曲師の玉川太福さんが創作浪曲で案内するスペシャルガイドを用意している。

 開業日の10月3日と翌4日にはグランドオープン記念イベントも予定している。玉川さんによる浪曲の披露や、高崎市出身の画家・上原菜摘さんによる富岡製糸場をテーマにしたライブペインティング、富岡製糸場を舞台にした演劇の上演を行なうほか、10月11日にはオルガニスト・橘ゆりさんによる電子オルガンコンサート、10月17日~18日に映画「紅い襷~富岡製糸場物語~」の上映、10月31日~12月13日に世界28か国の世界遺産をレゴブロックで表現した「PIECE OF PEACE『レゴブロック』で作った世界遺産展 PART-4」を開催する。

 そのほか詳細は、富岡製糸場のWebサイトでご確認いただきたい。

ギャラリー(資料展示室)
多目的ホール
ホワイエ
画家・上原菜摘さんによるライブペインティング
オルガニスト・橘ゆりさんによるオルガンコンサート
「PIECE OF PEACE『レゴブロック』で作った世界遺産展 PART-4」