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国道2号 淀川大橋、約3年間のリニューアル工事を7月11日に完了。4車線通行を再開

2020年7月7日 発表

国道2号 淀川大橋の約3年間にわたるリニューアル工事が7月11日に完了

 国土交通省 近畿地方整備局 大阪国道事務所は7月7日、2017年8月から実施していた国道2号 淀川大橋(延長724.5m、大阪市福島区海老江地先~西淀川区野里地先)のリニューアル工事を7月11日に完了することを発表した。工事に伴って実施していた2車線の交通規制が3時に解除され、4車線通行を再開する。

 淀川大橋は1926年に建設され、繰り返し修繕が行なわれていたが、床版の劣化や橋の腐食が進行していたことから床版取り替えや鋼部材補修補強などの修繕工事を実施していた。今回の修繕工事では約1万2000トンの老朽化したコンクリート床板を、約4700トンの鋼製床版に取り替え。約60%の軽量化により橋台、橋脚への負担を軽減。耐震性能も向上した。

 また、今後のメンテナンスについては、損傷が深刻化してから大規模修繕を行なう事後保全型から、損傷が軽微なうちに修繕を行なう予防保全型に転換。ライフサイクルコストを縮減するとともに、道路構造物の長寿命化を図る。

今回行なわれたリニューアル工事
淀川大橋の歴史
今後は予防保全型の修繕へ転換する