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新型コロナウイルス渦中の“新たな日常”でマイカーをテレワーク仕様にしてみた
2020年5月19日 17:00
新型コロナウイルス感染症対策の外出自粛・休業自粛要請などを盛り込んだ「緊急事態宣言」が5月14日に39県で解除された。しかし、8都道府県の宣言解除はまだであり、海外ではロックダウンを解除したあとに再び感染者が増加したり、クラスターが発生したりと、警戒を緩めると再流行の可能性があることも明らかになった。結局のところ、以前とまったく同じ生活に戻るのは難しいようだ。
5月14日の会見で安倍晋三首相は「コロナの時代の新たな日常を取り戻す。今日はそのスタートの日だ」と述べ、業界ごとの感染予防ガイドラインを策定したことを明らかにした。そのなかで、非常事態宣言解除の39県に向けて、引き続き「人との接触をできる限り減らす」「テレワークなど前向きな変化を続ける」「手洗い、マスク、密接を避ける」努力を続けることを呼び掛けている。
テレワークなどは新型コロナウイルスをきっかけに一気に体制が構築され、働き方改革が進んだ印象だ。筆者が以前に書いた記事「“STAY HOME週間”を『家キャン』で楽しく乗り切る! リビングにテントを張ってキャンプしてみた」でもテレワークを意識しており、テントのなかは誰にも邪魔されないミーティングの場として、アウトドアテーブルはPC作業に案外使い勝手がよいと考えた。
そこで今回は、「家キャン」の延長として、クルマをオフィス空間にすることを提案したいと思う。いつか旅行解禁となったときの「ワーケーション(Workation:ワークとバケーションを組み合わせた造語)」にも役立つのではないだろうか。
筆者はフリーランスのライター/カメラマンだ。取材で何日も出かけることもあるが、宿泊施設が近くにない山奥に行くこともあれば、取材が深夜におよび翌日は未明から取材再開ということもある。取材後、写真をその場でノートPCで現像してデータをただちに送らないといけないシチュエーションもある。
本格的な撮影の仕事ともなれば撮影機材や照明機材を運ぶ必要もあり、公共交通機関での移動はとても大変だ。こんな場合には移動・運搬手段、宿泊場所、オフィスとしてマイカーを利用することも多く、必然的にモバイルワークや車中泊がしやすいように手を加えてきた。
この経験をもとに、新型コロナ渦の現在は自宅のカーポートで、将来的には出張先なども含めて、クルマでテレワークができる環境とそのために必要な機材などを紹介したいと思う。
車内にテーブル(トレー)を設置する
車内で仕事をする場合、必須となるのがテーブルなどPCの設置スペース。膝の上にPCを置いての作業は姿勢も窮屈になりがちで限界がある。こうしたPC作業用のテーブル/トレーは、カー用品店ではあまり見かけないが、通販をあたれば多数販売されている。筆者は、運転席のハンドル/シートバック用のトレーを後席(2列目)で使用してきた。その後、シートレールのボルトに共締めして固定するスタンドタイプのものを追加で購入し、助手席に設置した。いずれも走行中は使用できないが、必要なときにすぐにつけ外しできて重宝している。
1. ハンドル/後席で使用するトレー
ハンドル設置型のテーブルには、板状のものと折り畳み式のものがある。折り畳み式のなかにはシートのヘッドレストに取り付けて後席(シートバック)でも使用できるタイプのものがある。角度や高さを変えられるのもポイントで、不要の場合は取り外して畳んで収納する。運転席よりも直射日光が当たらず、他人の視線も気になりにくい後席のほうがリラックスして作業できるので、今回は後席に設置した。
2. 助手席で使用するスタンドタイプのトレー
次に紹介するのが、関節がついて長さや角度が変えられるポールに天板を載せ、クルマに固定するタイプのテーブル。助手席のシートレールのボルトと共締めしており、頑丈なためPC作業でもテーブルがほとんど揺れない。筆者は当初、運転席側から操作できる角度に設置して、タブレットを置いてナビとしたり、スマートフォンなどの小物を置いたりしていた。またハンバーガーやサンドイッチなどを置いて車内で食べたりもしていた。現在は助手席のほぼ正面に設置し、停車時のPC操作やコンビニ弁当を食べるテーブルとして使用している。財布やスマホ、サングラスなどなんでも置けて非常に便利だ。
ただし、助手席に人が乗る場合には撤去でるよう、カメラ用品を流用してワンタッチで外せるようにしてある。蛇足だが、ポールの先端は三脚ネジになっているため、カメラを設置して撮影することも可能だ。本誌でもおなじみの、高速道路の新規開通区間走行レポートなどはここにビデオカメラを設置して撮影している
外からの視線を遮り、風を通す
フロントウィンドウにサンシェードを設置すると、車内の温度上昇を抑えるとともに、外からの視線も遮ることができる。サイドウィンドウやリアウィンドウにも同様に日よけやUVカットを目的としたサンシェードがあるが、車種専用設計のウィンドウバグネット(蚊帳)をフロントサイドとリアサイドの窓にそれぞれつける方法を紹介したい。ただし、光の透過率の関係でフロントのものは走行中の使用はNG。
バグネットのいいところは、窓が開けられるため風が通ることと、日差しや視線がある程度遮られること。暖かい季節に車内で仕事をするときには、このバグネットを取り付けて窓を全開にしている。また、ミニバンなどのリアゲートを開けた状態で虫の侵入を防げる大きなネットもある。それでも夏場の屋外は強烈な暑さになるため、長距離の移動途中で仕事をする場合はなるべく高い山の木陰などで仕事をするようにしてきた。知らない土地で幹線道路から外れて山に入る非日常感と解放感もあり、思いのほかワクワクするし快適で、ワーケーションの雰囲気も抜群だ。また人がほとんどいない場所であれば「3密」も避けられるので、外出が自由になった際にはぜひ実践してほしい。
また、夏場に自宅のカーポートで仕事する場合は、クルマの上にタープなどを張ったり、すだれを立てかけたりして直射日光を防いで風を通すようにすればけっこう耐えられる。また扇風機を使ったり少しだけエンジンをかけてエアコンを使ったりもできるが、暑い日は基本的には自宅で仕事をするようにし、クルマは外に出ているのが気持ちのいい天気の日だけにしよう。
電源を確保する
今後もしばらくは、出張時に混雑する公共交通機関はなるべく避けるなど、ソーシャルディスタンスの努力は続けるべきだろう。そんなときでも、移動中あるいは現地でクルマからノートPCやスマートフォンを充電できるようにすれば非常に便利だ。ただし、自宅カーポートでリモートワークをする場合は、電源リールなどを使用して家から電気を引くのが無難だろう。そうすれば扇風機や湯沸かしポットなども使ってさらに快適な環境も構築できる。
1. 車載のAC100Vを活用
筆者のクルマはエスティマハイブリッド(平成24年式)。ハイブリッド車といえば燃費性能が強調されがちだが、(トヨタ車の場合は)早朝や深夜帯にエンジンをかけずに出発・帰宅できる静音性や、1500W(AC100V)もの大電力を出力できる点(1500W出力は2020年1月時点で20車種以上が対応)も魅力だ。
この電力供給能力も考慮してエスティマハイブリッドを購入したのは2002年で、いまの愛車は2012年に購入した2代目。8年間で25万キロを走り、これまでに車内での仕事はもちろん、電子レンジやホットプレート、炊飯器、湯沸かしポットなどを使用して屋外で料理もしてきたし、冬の山奥で電気毛布を使用して車中泊をしたこともある。まさにワーケーションスタイルだが、このようなクルマならPCやスマートフォンの充電は何ら問題なく行なえる。もちろん、ハイブリッド車でなくとも、最大出力100W程度のコンセントが設置されているクルマならPCの充電は可能だ。
なお、電圧が30V以上の電気設備の工事で上記のような作業を行なう場合は電気工事士の免状が必要だが、クルマは電気事業法施行令により除外される「船舶、車両又は航空機に設置されるものその他の政令で定めるもの」に該当するため必要とはされない。ただし、専門知識がないなら車両に標準でついているコンセントをそのまま使用しよう。
1-1. ACアダプタを使用
AC100Vを確保できれば、当然ACアダプタが使える。
1-2. USB PDアダプタを使用
最近、ノートPCの「USB PD対応」が急速に普及している。PDとはPower Deliveryで、ざっくりといえばACアダプタに頼らずUSBポートから直接電力を得る(最大100W)という規格。この機能があるPCなら、ACアダプタを持ち歩く必要がない。
少し簡単に説明しよう。筆者のPCは、LG電子の「gram」(2018年製)。13.3インチモニタで、CPUは第8世代CORE i5、SSD256GB、メモリ8GB、バッテリー駆動時間は最大28時間(72Wh)で、重量はなんと990gだ。
実際には28時間も駆動しないが、1泊2日程度なら電源を持ち歩く必要がない。筐体内部にはメモリとSSDの空きスロットが1つずつあり、筆者はメモリを8GB増設し(オンボードの8GBとデュアルチャンネルで16GBを確保)、SSDのスロットも読み取り/書き込み速度が速いM.2 NVMe対応なので、その仕様の1GBのSSDに換装した。SSDスロットはもう1つ空いているので、将来さらに増設することもできる(増設・換装は自己責任。基本的にはメーカーの増設サービスを利用しよう)。
少し横道にそれたが、「gram」にはUSBコネクタが3つ(TYPE-A×2、TYPE-C×1)あり、TYPE-CコネクタはUSB PD対応である。つまり、ここから電力を受け取って駆動できる。PC本体よりも重いのではないかと感じる「gram」のACアダプタには「出力19V 2.1A」とあるため、19Vで2.1A(40w)以上を出力できるTYPE-Cの電源アダプタが必要だ。
筆者のUSB PDアダプタは、TYPE-C(MAX 5V 3A/9V 3A/14.5V 2A/20V /2.25A)×1個口とTYPE-A(MAX 5V 2.4A)×2個口があり、「gram」とスマートフォン、モバイルWi-Fiルーターに同時に給電できる。普段持ち歩くガジェットのすべてをこれ1つで充電できるので、別途ACアダプタを持たずに済み、荷物の軽量化に大いに役立っている。
2. アクセサリ電源(DC12V)を活用
2-1. 「DC-ACインバータ」を使用
DC12Vのアクセサリ電源をAC100Vに変換するのが「DC-ACインバータ」だ。これで家庭用コンセントの製品が使用できる。ただし、製品により出力は100W程度~1500W以上と幅が広く、また波形も正弦波や矩形波などさまざま。大出力のものだと電子レンジなどの家電の利用も可能になるが、インバータ自体の電力消費量も大きかったり、放熱用のファンがうるさかったりと使い勝手がわるくなることもある。
災害時に使うなら大出力のもののほうが便利だが、シガーソケットの電力容量を超えるものはバッテリー直結にする必要があるなど使い勝手はわるくなる。PCの充電に使うなら100W程度で問題ないので、検討する際には使用目的と電源品質(精密機器の駆動に向かないものもある)、出力の強さ、価格などを天秤にかけて選びたい。
2-2. USB PDアダプタを使用
シガーソケットからUSB PD出力ができる電源アダプタもあり、筆者はクルマにこれを常備している。また、海外を含めてレンタカーを使用する場合にもバッグに入れていく。USB PD対応PCへ電力を供給できることはもちろん、TYPE-Cコネクタ搭載のスマートフォンなどへも急速充電できるので、今後シガーソケットタイプのUSB電源を購入するならUSB PD対応で出力の強いものがオススメだ。
これはTYPE-C(MAX 5V 3A/9V 3A/15V 3A/20V /2.5A)×1個口とTYPE-A(MAX 5V 2.4A)×1個口があるタイプだ。別途TYPE-A(MAX 5V 2.4A)×2個口のものも併用している。カー用品店でもTYPE-C対応の製品はまだ少なく、あっても出力が20W以下でPCへの給電ができないものも多いので、こちらもやはり通販で探すのがオススメ。
また、カー用品店などよく見かけるTYPE-AコネクタのものはTYPE-Cとは形状が違うほか、(通常の)TYPE-Aでは5Vの電圧しか出力できないので、「TYPE-A~TYPE-Cケーブル」をつないでも5V以上の駆動電圧を必要とするPCには給電できない。また、TYPE-Aコネクタには「QC3.0」「Quick Charge 3.0」などと表記されているものがあり、こちらは5V以上の出力も可能。スマホやタブレットの一部はこのQCに対応しているが、これも「PD」とは別の規格で、PDほどの出力は出せない。
なお、筆者は車内でドライブレコーダー、レーダー受信機、各種バッテリーの充電器など多くの電化製品を使用している。これらはクルマのアクセサリ電源(DC12V)を使用できるが、補機バッテリー(一般的なクルマのバッテリー)から出力しているため、エアコンなど電力消費の大きな夏場に大きな負荷がかかる。そこで補機バッテリーの負荷を抑えるためにも、走行用バッテリーより生成されるAC100VからAC-DCコンバータを通じてDC12Vをつくり、アクセサリ電源とは別系統の電源を確保している。一般には必要ないと思うが、このような使い方もあるということでここで紹介したい。
3. モバイルバッテリーを使用
外出時のスマホの継ぎ足し充電用にモバイルバッテリーを持っている方も多いはず。そのなかには、USB PDに対応しPCに給電できるものもある。大きく重いなど普段使いには不便な面もあるが、災害への備えとしても優先して揃えておきたいものなのでこの機会に検討してみるのもいいと思う。
「MATECH MTPB208PD(2万800mAh/76.96Wh)」は、持ち歩くガジェットが複数(スマホ、モバイルルーター、PC、カメラなど)あるため買ったもので、普段使いのほか海外でも使える(国際線航空機に持ち込める)ように100Wh以下の製品を選んだ。PCに給電したことは過去1度しかないが、海外に出かけるときには長時間コンセントから充電できないこともあり、そんなときにも安心できる容量だ。
クルマでのPC作業用に2018年ごろに購入した「iMUTO M5(50,000mAh/185Wh(DC+USBのとき MAX100W)」。前述のとおりエスティマハイブリッドはAC100V(1500W)が出力できるが、そのためにはシステムを起動しておかなければならず、走行用バッテリー充電のためにときどきエンジンが自動でかかってしまう。駐車場や道の駅など、駐車場所の条件によっては近隣の迷惑となるためにエンジンをかけたくないこともあり、そんなときにもポータブルバッテリーは便利だ。
このモバイルバッテリーは「gram」の前に使っていたdynabook用に買ったもので、USB PD出力ポートはないが、かわりに19V 4A(MAX)のDCジャックがある。dynabookも「gram」も19Vなのでそのまま流用できた。豊富なUSB出力ポートと12V、19VのDCジャックがあり、LEDライトも内蔵しているので災害時にも活躍してくれそうだ。
通信環境を構築する
高速のデータ通信が必須なWebミーティングやリモートワークをクルマでする場合、通信手段の確保が重要だ。
1. 家庭のWi-Fiを使う
家のカーポートで仕事をする場合、家庭のWi-Fiが使えるとメリットが大きいが、屋内のルーターから距離があったり壁などがあったりすると電波が届きにくいこともある。可能であればカーポートに近い位置にルーターを移動させたり、アクセスポイントを増やしたりと対策をしておきたい。カーポートや庭にWi-Fiの電波が届けば、仕事だけでなく「庭キャン」でタブレットを使用するといったことも快適になる。
ちなみに筆者はカーポートに近い2階の部屋の窓際、エアコン用コンセントのところにアクセスポイントを設置。さらに窓を開けると電波が外に出やすくなる。設置場所のポイントは「クルマになるべく近く」「なるべく高く」「なるべく障害物のない」ところだ。
2. モバイルルーター(またはスマートフォン)によるテザリング
自宅にWi-Fiがないなら、携帯電話やモバイルルーターに頼ることになる。筆者は大手通信キャリアのスマートフォンと、モバイルWi-Fiルーター「GlocalMe G3」(現在の最新機種はG4)を使用している。これはSIMスロットを2つ備え、さらに「クラウドSIM」にも対応している。クラウドSIMは物理的なSIMカードがなくても通信できるもので、スマホから専用アプリを通じて通信料金をチャージすることで世界中で通信が可能。
国内では格安データSIMを「GlocalMe G3」に挿して使用しており、海外では現地で最も安いSIMを購入してもう1つのSIMスロットに挿して使っている。現地SIMが手に入らなかったり何らかの原因で使えなかったりするときにはクラウドSIMにチャージする。絶対に通信を確保したい場合の保険として優秀だ。また、「GlocalMe G3」は5350mAhの大容量バッテリーを内蔵していて、TYPE-AのUSBポートを通じてスマホへの給電も可能。
家庭でのリモートワークはWi-Fiが使えるのでこうしたモバイルWi-Fiルーターは不要だが、取材先や移動中の電車のなかなどからデータを送る際にはありがたい。国内でも海外でも、外出時には必ずバッグの中に入れている。
3. 公衆Wi-Fiを使う
クルマでのリモートワークの際、どうしても外出先からデータをやり取りする要な場合もある。筆者の場合は、撮影した1GB以上の画像データを出先から送ることも。そんなときはコンビニや道の駅、高速道路のサービスエリアなどのWi-Fiも利用可能だ。
コンビニのWi-Fiは高速で、1GB程度ならものの数分で送信できてしまう。駐車場にクルマを停めて車内から送信を開始し、店内で買い物をして帰ってくるとだいたい終わっている。特に夜間が速い。ユーザー登録が必要で使用時間に制限があるものが多いが、無料で高速の公衆Wi-Fiは非常時の通信手段として便利だ。
電源と通信の確保で、マイカー・ワーケーションの幅が広がる
ここまで、クルマで仕事をする場合のテーブルや電源、通信の確保についてまとめてきた。マイカーを仕事の空間とする場合は、違法改造にならないように、また家族を乗せてでかける普段使いに支障がないように注意したいが、日差し対策や車内に熱がこもらないように工夫するなど、うまく使えば想像以上に快適なオフィスになる。車内ならWebミーティングなどでも、家族が静かにしなければならないといった気を遣う・気を遣われることもなく、画面に映る自分の背景を気にする必要もない。
また、100V1500Wが出力できるクルマは、「移動する発電機」ともなる。仕事にはもちろん、調理家電や照明などが使えるし、シートをフルフラットにできるクルマも増えてきているので、火を使わずテントも張らないお手軽オートキャンプも可能だ。近々、クルマを利用したオートキャンプの例として、自宅のカーポートを利用したレポートもお届けできればと思う。
依然として「3密」を避けた行動を心がけなければいけないことには変わりはなく、自宅でのリモートワークは引き続き推奨されている。また、公共交通機関を使わずマイカーでの出勤や出張を指示する企業もあり、さらにこのコロナ渦のなかで大規模災害に遭った際には避難所に頼らずクルマに避難するとの回答が急増するなど、マイカーの価値にも変化が現われている。
ぜひこの機会に、単なる移動手段ではなく、リモートオフィスや避難場所、ワーケーションなどでのマイカーのあり方を考え、仕事にもレジャーにも災害にも使える備えをしていただければと思う。