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「レスキューホテル」が長崎クルーズ船対応で初出動

千葉県成田市・栃木県足利市から全50室を長崎へ

2020年4月30日 発表

「レスキューホテル」が長崎クルーズ船対応のため千葉県・栃木県から出動した

 デベロップは、コンテナホテルの特徴を活かした災害対応ソリューション「レスキューホテル」の有事出動として、長崎に停泊しているクルーズ船内での新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、初回分全50室を千葉県成田市と栃木県足利市から長崎に移送した。

「レスキューホテル」は、コンテナ建築の移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして運営される客室を、有事の際には被災地などに移設する世界初とされるソリューション。車輪のついたシャーシ上にコンテナを配置したまま運営する「車両型」と、コンテナをシャーシから下ろし地面に固定して運営する「建築型」がある。今回出動したものはすべて「車両型」となる。

レスキューホテル(HOTEL R9 The Yard 足利福富)

 新型コロナウイルス感染拡大防止への対応として4月26日に日本政府、長崎県、クルーズ船会社からの要請を受け、全50室の出動を決定した。4月27日・28日に長崎へと出発し、4月29日から長崎市の三菱重工業長崎造船所敷地内での設置工事を行なっている。

出動の様子(栃木県足利市、4月28日)
設置の様子(長崎県長崎市、4月29日)

「レスキューホテル」の平時の姿はコンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズで、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設。1室13m 2 で、ベッドやユニットバス、冷凍庫付き冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を全室装備する。関東圏の16店舗で計559室を運営している。

ザ・ヤード客室(ダブルルーム)
ザ・ヤード客室(ユニットバス)