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DJI、新作ドローン「Mavic Air 2」発表。8K撮影機能を搭載した折りたたみ式

2020年4月28日 予約受付開始

2020年5月21日 出荷

DJIは新作ドローン「Mavic Air 2」を発表した

 DJIは4月28日、新作のドローン「Mavic Air 2」を発表し、予約受付を開始した。

「Mavic Air 2」は、8Kでの撮影機能を搭載した折りたたみ式ドローン。大型の1/2インチカメラセンサーによって高解像度の写真や動画コンテンツを制作でき、またプログラミングされたフライトモードやインテリジェント機能、撮影技術により映像を簡単に撮影できる。

 4Kビデオを最大60fpsかつ120Mbpsで撮影できるMavicシリーズ初のドローンとなる。HDR動画や、1080p/120fpsの4倍スローモーション、1080p/240fpsの8倍スローモーションといった独自のコンテンツも撮影可能。

 3軸モーター搭載ジンバルによってカメラのブレを補正し、安定した撮影を行なえる。クアッドベイヤー配列を採用した1/2インチセンサーにより、さまざまな撮影モードを実現した。新機能のスマートフォトでは、シーン分析とディープラーニングを用いて12MP写真を記録し、3つの撮影オプションから最適なものを自動的に選択する。

「ActiveTrack 3.0」「Point of Interest 3.0」「Spotlight 2.0」の3つのインテリジェント機能を搭載しており、ActiveTrack 3.0では、被写体を選択すると自動的に追跡を行なう。Point of Interest 3.0では、特定の被写体周辺で自動化された飛行経路を設定する。Spotlight 2.0では、ユーザーがドローンを自由に操作していても、カメラのフレーム内で被写体を捉え続ける。

 ドローンの基本飛行性能を再構築した。航空力学に基づいた設計で、最大34時分の飛行時間を実現する。独自のOcuSync 2.0伝送技術もアップデートし、安定したHD動画の伝送を最長10km 3 (日本国内では最長6km)まで可能にした。干渉防止技術により、ビデオフィードにノイズが入ることを防ぐ。

 前方後方に配置した障害物センサーにより、ドローンが障害物に近づくと警告を発する。また衝突を回避するためドローンがそれ以上障害物に接近しないよう設定することもできる。下部に設置したセンサーと補助ライトは、低照度環境でのスムースな自動着陸をアシストする。空港などリスクの高い場所にドローンが入らないよう、ジオフェンスも装備した。これらに加え、APAS 3.0(高度操縦支援システム)を有効にすると、進む方向に障害物があった場合に新たな経路を作成して衝突を回避する。さらに、AirSense技術によって付近を航空中の航空機やヘリコプターから信号を受信し、その位置をドローン操縦者に知らせる。

 本体とバッテリー1個、送信機、配線一式を含むパッケージ(10万5600円)と、これらの品目に加えてショルダーバッグ、NDフィルター、充電ハブ、バッテリー3個を同梱したFly Moreコンボ(13万2000円)を用意。DJI公式オンラインストアや認定ストアなどで4月28日から予約受付を開始し、5月21日から出荷する予定となっている。