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ファーストキャビン、破産手続きを開始。直営5軒を閉店

フランチャイズ店は新型コロナ収束後に再開見込み

2020年4月24日 発表

ファーストキャビンが破産手続きを開始した

 ファーストキャビンと子会社4社は4月24日、東京地方裁判所に破産手続開始の申し立てを行なったと発表した。

 リリースでは、昨今の宿泊施設の増加で競争が激化したことなどにより、事業計画を大きく下回る状況が続いていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休業している各ホテルの再開の見通しが立たず、当面の資金繰りのメドが立たなくなった、と理由を挙げている。

 申し立てに伴い、直営店の「ファーストキャビン築地」「ファーストキャビン京橋」「ファーストキャビン京都河原町三条」「ファーストキャビン京都嵐山」「ファーストキャビン柏の葉」の営業を終了する。

 これ以外のフランチャイズ店については、現在多くが新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休業中だが、事態収束後にオーナーの判断で再開予定という。

 なお、同社とJR西日本(西日本旅客鉄道)の合弁会社が運営していた「ファーストキャビンのあべの荘」「ファーストキャビン京都梅小路」については、既報のとおりすでに営業を終了している(関連記事「JR西日本ファーストキャビン、店舗を閉鎖し解散」)。