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国交省、国道357号 辰巳立体・東雲立体・有明立体の工事に2020年度着手
2020年4月24日 15:27
- 2020年4月24日 発表
国土交通省 関東地方整備局 川崎国道事務所は4月24日、2020年度(令和2年度)の同事務所の事業概要を発表した。
このなかで、国道357号 東京湾岸道路の辰巳地区、有明地区の交差点の立体化事業「辰巳立体」「東雲立体」「有明立体」について、2020年度に着工することを発表。橋梁下部工事が行なわれる。
国道357号は湾岸地域に立地する都市やオフィス、レジャー施設、港湾、羽田空港などの間のアクセスを円滑化すべく、各所で交差点の立体化事業が行なわれている。直近では、千葉県区間で「舞浜立体」が6月に開通する予定となっている(関連記事「国道357号 舞浜立体が6月ごろ開通。東京ディズニーリゾート近隣交差点の渋滞緩和目指す」参照)。
辰巳/東雲/有明立体の事業は、沿線に商業施設や観光施設、豊洲市場、物流施設、工場施設などが多数立地するエリアの交差点を立体化するもの。有明立体は有明二丁目交差点、東雲立体は東雲交差点、辰巳立体は辰巳交差点をそれぞれ立体交差化する計画で、これまでに調査設計が推進されてきた。
開通時期は現時点で明確にされていないが、開通すれば2019年6月までに両方向が開通した東京港トンネルと併せ、同エリアの国道357号の利便性が大きく向上する。
このほか川崎国道事務所の2020年度事業としては、国道246号 厚木秦野道路、蒲田駅周辺の側道部、国道16号 保土ケ谷バイパス 町田立体(一般部)、羽田空港と川崎市を結ぶ国道357号 多摩川トンネル、国道409号 川崎縦貫道路などの調査設計、工事などの推進を予定している。